Microsoft、Windows Media Player 9のβ版を公開
9月4日(現地時間) 米Microsoftは4日(現地時間)、Windows Media Player 9 Seriesのβ版を公開した。同社ホームページよりダウンロード可能となっており、Windows XP版と、Windows 98 SE/Me/2000版が用意される。ファイルサイズはXP版が約8.7MB、98/Me/2000版が約12MB。 Windows Media 9 Seriesは「Corona」のコードネームで知られるMicrosoftの次世代オーディオ/ビデオ環境。オーディオコーデックの「Windows Media Audio Professional」は、5.1chオーディオに対応し、24bit量子化/サンプリング周波数96kHzをサポート、ビデオコーデック「Windows Media Video」は720pに対応する。また、「Instant-on(即時配信)」、「Always-on(常時配信)」と呼ばれるストリーミングデータの送受信に関わる新技術も搭載している。 Windows Media 9 Seriesは、オーディオ/ビデオプレーヤーのWindows Media Player 9、オーディオ/ビデオコーデックのWindows Media Audio and Video 9 Series、エンコーダのWindows Media Encoder 9 Series、ストリーミングサーバーのWindows Media Services 9 Series、ソフトウェア開発キットのWindows Media 9 Series Software Development Kitから構成される。今回β版が公開されたのは、Media PlayerとEncoder、SDK。 βリリースは英語版のみとなるが、年末の正式発表時には、フランス語やスペイン語、日本語や、韓国語など26の言語に対応する。 Windows Media 9 Series β版の公開は、ロサンゼルスで開催されているHollywood and Highlands Complexのビルゲイツ会長兼CSAの基調講演で発表された。ミュージシャンのピーターガブリエル氏が次のアルバム「UP」に、Windows Media Audio Professionalを採用し、リリースすることも合わせて発表されている。
(2002年9月5日) [Reported by usuda@impress.co.jp] | I |
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