7月15日(現地時間)発表

　米Microsoftは15日(現地時間)、コードネーム“Corona”で呼ばれていた次期Windows Media Technologyの正式名称を“Windows Media 9 Series”とすると発表した。

　同社では9月5～6日に開発者向けに「Windows Media 9 Series Technical Summit」を開催。その前日の4日に、同社CSA(Chief Software Architect)のBill Gates氏によるパブリックベータリリースのラウンチが行なわれる。なお、正式版は今年末に公開される予定。

　Windows Media 9 Seriesはサーバー/プレーヤー/コーデック/エンコーダ/SDKの5つの製品群により構成され、5.1chストリーミングオーディオ、ハイビジョンレベルの画質、即時再生、常時再生などの機能を持つ。

　同社Windows Digital Media Division副社長のWill Poole氏はリリース中で、「デジタルメディアはインターネットやリビングルーム、オフィスにおける新たな体験やサービスの可能性を再定義するポテンシャルを持っている。Windows Media 9 Seriesは、このポテンシャルを実現するために業界が必要とする機能性やパフォーマンスに向けた大きな前進をもたらすべく設計されている」と述べている。

DigitaLibrary

　また同社は同日付で、パイオニアの米国子会社Pioneer Electronicsが今年後半にWindows Media 9 Series対応のデジタル家電製品「DigitaLibrary」をリリースする予定であることを明らかにした。

　DigitaLibraryはCPUにGeodeを採用。デジタル著作権管理に対応し、Windows Media 9 Series準拠のオーディオやビデオのセキュアな再生が可能という。

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文：正式名称について)
http://www.microsoft.com/presspass/Press/2002/Jul02/07-15CoronaLaunchDatePR.asp
□ニュースリリース(英文：Pioneer製品について)
http://www.microsoft.com/presspass/Press/2002/Jul02/07-15DigitaLibraryPR.asp
□Pioneer Electronicsのホームページ(英文)
(7月16日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.pioneerelectronics.com/Pioneer/Home/
□関連記事
【6月6日】マイクロソフト、次期Windows Media「Corona」の詳細を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0606/ms.htm
【2001年12月12日】Microsoft、次世代Windows Media「Corona」を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011212/ms.htm

(2002年7月16日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]