Microsoft、次世代Windows Media「Corona」を発表 ~バッファリング待ち時間を短縮し、5.1chサラウンドもサポート
12月11日(現地時間) 発表
米Microsoftは11日(現地時間)、Windows Media Technologiesの次期バージョン「Corona(コードネーム)」の主な仕様を発表した。Coronaに対応した.NET Server用のWindows Media ServicesがベータテスタやMSDN向けに配布開始されたほか、Corona対応の次世代Windows Media PlayerやEncoder、Codec、ベータテスター用のSDKが、2002年の初旬に公開される予定。
Coronaでは、バッファリング待ち時間が短縮され、Windows Mediaフォーマットのファイル再生が、即座に開始されるようになるという。また、Windows Media Audioは、Webベースの5.1chサラウンドや、サンプリング周波数24bit/96kHzをサポートする。Windows Media Videoは従来バージョンより約20%圧縮率を高め、HDTV相当の画質を現在のDVDの半分程度のファイルサイズで実現できるようになるという。
同社、Windows Digital Media DivisionのWill Poole副社長は、「Coronaの登場により、Web上のストリーミングのポテンシャルが最大限に発揮されるようになる。今日までの制限から解放され、ブロードバンドユーザーが望む品質を提供できるようになる」とリリース中で述べている。
あわせて、Cirrus LogicやSTMicroelectronicsなどの多くのチップメーカーが、CoronaをサポートしたDVDデコーダチップを開発すると発表している。
□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□Coronaのニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2001/Dec01/12-11CoronaPreviewPR.asp
□Windows Media Servicesのニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2001/Dec01/12-11HerculesPR.asp
□DVDチップのニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2001/Dec01/12-11DVDChipsPR.asp
(2001年12月12日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
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