トピック
本当にGeForce RTX 5080搭載?静かすぎて動いているか心配になるゲーミングPC
~GIGABYTEが放つ新型PC「AORUS PRIME 5」
- 提供:
- 日本ギガバイト株式会社
2025年12月5日 12:00
筆者は2025年で自作PC歴26年となるが、性能と冷却と静音のバランスがよいパーツの組み合わせはいまだに難しいと感じる。高い性能を安定して発揮させるには冷却力が必要で、そうなると当然動作音も大きくなりやすいためだ。
しかし、そんな悩みをスパッと解決してくれるのがGIGABYTEの「AORUS PRIME 5」だ。性能が高いのに静かで快適な環境が、あれこれ悩まずにポンと手に入る。その実力を紹介したい。
GeForce RTX 5080搭載で最新ゲームも存分に楽しめる高性能
GIGABYTEの「AORUS PRIME 5」はタワー型のゲーミングデスクトップPCだ。スッキリとしたシンプルなデザインだが、左側面は強化ガラスで内部がよく見える。前面/天面/背面のファン、メモリ、水冷ヘッドにはLEDが内蔵されており見栄えするライティングも可能と、ゲーミングPCらしい確保する。
LEDを消灯すれば落ち着いた雰囲気、光らせればハデな演出とどちらの好みにも対応できるのがよいところ。サイズは約211×458×469mmで、重量は22kgだ。
ゲーミングPCの最重要パーツであるビデオカードには、NVIDIA最新世代の「GeForce RTX 5080」を搭載。Blackwellアーキテクチャを採用し、CUDAコアを1万752基も備えるGeForce RTX 50シリーズの上位モデルだ。最大3フレームをAIで生成するDLSS 4マルチフレーム生成に対応し、基本スペックの高さと相まって描画負荷が強烈に高いゲームでも4K解像度で楽しめるパワーを持つ。
ビデオメモリは高速なGDDR7を16GBも搭載しており、大容量メモリを求める画像生成やLLM(大規模言語モデル)といったAI処理もこなせる。さらに、AV1エンコードにも対応する第9世代NVENCを2基搭載していて動画の高速エンコードも可能と、ゲーム用途以外でも活躍できるのが大きな強みだ。
CPUは、AMDの最新世代であるRyzen 9000シリーズから、ミドルレンジCPUの定番である「Ryzen 7 9700X」を搭載。8コア/16スレッドで最大5.5GHz駆動とゲームプレイには十分なスペックを持ちつつ、TDPが65Wで低発熱/低消費電力なのもポイントだ。
そのほかのスペックとして、メモリは容量16GBのDDR5-5600を2枚使った合計32GB構成で、ゲームプレイに十分な容量を確保。なお、メモリスロットは4基用意しており、最大256GBまでの搭載に対応している。ストレージはPCIe 4.0 x4接続で容量2TBのNVMe SSDを採用しており、複数のゲームを余裕でインストールできるのが心強い。
「高性能なのに静か」を実現する冷却設計
次はPCケースをチェックしよう。前面、天面、右側面の一部はメッシュ構造となっており、エアフローを重視したPCケースだ。前面には3基の吸気ファン、背面には1基の排気ファン、天面には水冷CPUクーラーのラジエータと2基の排気ファンが取り付けられている。これにより、ゲームプレイで高負荷の状態が長時間続くことを想定した強力なエアフローが確保されている。
ここまで冷却システムが充実していると動作音が気になるところだ。そこで、前面、上部、背面のそれぞれ10cmの位置に騒音計を設置し、サイバーパンク2077を10分間実行したときの動作音を測定。あわせてCPUとGPUの温度をシステム監視アプリの「HWiNFO Pro」で測定した。室温は24℃だ。
なお、ファンコントロールのモードとして「静音」「通常」「フルスピード」があるため、それぞれで測定を行なっている。
静音、通常の2つのモードでの動作音はかなり静かだ。ケースファン、CPUクーラー、ビデオカード、電源をあわせると全部で10基のファンが回っていることになるため、さすがにファンの音は聞こえてくるが、ほとんど気にならないレベルとなっている。CPU、GPUともに高い負荷がかかるサイバーパンク2077で動作音をここまで抑えているのは優秀と言える。
なお、静音と通常でほとんど動作音が変わらないのは、CPU温度が上がればどちらもファンの回転数が上がるためだ。フルスピードモードだと動作音がかなり大きくなる。
CPU温度については、各モードで順当と言える結果だ。静音で平均70.1℃、通常で平均68.6℃のCPU温度は、Ryzen 7 9700Xとしてはガッチリ冷えていると言ってよい。フルスピードは平均60.9℃で、動作音の大きさと引き換えにはなるが、より高い冷却力を発揮できる。
GPU温度については、どのモードでも平均63℃前後となった。サイバーパンク2077はGPU負荷がほぼ100%になるため、モードごとにあまり変化はなかった。ただ、GeForce RTX 5080でこの温度であれば非常によく冷えていると言える。
CPU、GPUともに長時間のゲームプレイも余裕でこなせる冷却力を持ちながら、動作音はかなり静かに抑えている。多くのゲーミングPC向けパーツを手がけているメーカーだからこその構成力と制御力だ。
このほかのスペックについてもチェックしておこう。天面にはUSB 3.2 Gen 1 Type-CやUSB 3.2 Gen 1、音声入出力といったインターフェイスを配置。ゲーミングPCでは重要となるネットワーク機能もWi-Fi 7とBluetooth 5.4への対応に加え、2.5Gigabit Ethernetを備えるなど充実している。
最新&人気の6タイトルで検証! 4K最高画質でどこまで戦える?
ここからは、実際の性能をチェックしていく。まずは、定番のCPUパワーを測定する「Cinebench 2024」、PCの基本性能を測る「PCMark 10」、3Dベンチマークの「3DMark」を実行する。
Cinebench 2024は、Multi Coreで1,154、Single Coreで132と、どちらもRyzen 7 9700Xの順当なスコアを記録した。PCMark 10のスコアもすべて高く、一般的な用途で不満を感じることはないだろう。3DMarkに関しても、GeForce RTX 5080として十分なスコアを出しており、CPU、GPUとも性能をしっかりと引き出せている。
では実ゲームはどうだろうか。今回は描画負荷が軽いものから重いものまで計6タイトルを用意した。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類でテスト。基本的に最高画質設定を適用し、アップスケーラーやフレーム生成に対応しているものは、それぞれ利用している。
Stellar Blade
Battlefield 6
サイバーパンク2077
どのゲームもGeForce RTX 5080のパワーを十分に発揮できていると言える結果だ。Apex Legendsは最大300fpsのゲームで、WQHDまでは上限に到達、4Kでも上限に近い平均フレームレートを出した。オーバーウォッチ2も4Kで高いフレームレートを維持できた。
また、モンスターハンターワイルズやサイバーパンク2077は描画負荷の高いタイトルだが、それでも4Kで快適にプレイできるフレームレートを出している。これだけの性能があれば、当面ゲームプレイで性能不足を感じることはないだろう。












































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