トピック
予算16万円でOK!ゲーマーはもちろん、クリエイターにも勧めたいゲーミングノートがレノボから
- 提供:
- レノボ・ジャパン合同会社
2024年6月20日 06:30
本格的なゲーミングノートは“20万円以上”というイメージもある。それを覆すのがレノボ・ジャパンから発売された「Lenovo LOQ 15IRX9」だ。11万円台から購入可能、最上位モデルでも15万円台という低価格ながら、「滑らかな描画を可能にするディスプレイ」、「本格的なゲームを十分快適に楽しめるCPU &グラフィックス性能」、「レスポンス良好なキーボード」とゲーミングノートとして重要なポイントをしっかりと押さえている。
実際にどの程度の性能が出せるのか、7本の人気タイトルでベンチマークを実行してみた。また、本製品の性能はゲームだけでなく、クリエイティブ用途でも発揮されるので、クリエイティブ系やAI系のテストも実施した。
CPUは第13世代インテルCore プロセッサーでゲーム以外も強い
まずは、Lenovo LOQ 15IRX9の基本スペックを紹介しておこう。今回紹介するのは最上位モデル(型番: 83DV00KMJP)だ。CPUは第13世代インテルCore i7-13650HXプロセッサーを搭載。末尾の「HX」は、インテルのノート向けとして、パフォーマンス重視の上位モデルに付くもの。この時点で高性能なのは約束されていると言ってよい。
また、パフォーマンス重視のP-Coreを6基、効率重視のE-Coreを8基を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用。合計14コア20スレッドのメニーコア仕様で、最大クロックも4.9GHzと高く、コア数を求めるマルチスレッド処理も、クロックの高さを求めるシングルスレッド処理にも強い。つまり、ゲームでもクリエイティブでもマルチに活躍できるCPUだ。
ゲーミングPCでもう1つ重要なGPUには、NVIDIA最新世代のGeForce RTX 4060 Laptop GPUを採用。ミドルレンジに位置するGPUで、CUDAコア数は3,072基、ビデオメモリはGDDR6が8GB、メモリバス幅は128bitだ。
アップスケーラー(Super Resolution)とAIによるフレーム生成(Frame Generation)も加えた「DLSS 3」をサポートしているのが最大のポイント。対応ゲームでは、大幅にフレームレートを向上できる。また、第8世代のNVENCによって従来からのH.264/HEVCに加えて、AV1のハードウェアエンコードが可能と、ゲームプレイに加えて、配信や動画編集にも強いのが特徴だ。
メモリはDDR5-4800のSO-DIMMが16GB×1(最大32GB)とゲームプレイや配信、一般的な作業には十分な容量が搭載されている。メモリスロットに空きがあるので、正規販売店にて依頼することでさらに追加が可能なのは、拡張性が限られるノートPCにおいてはうれしいところ。
ストレージはPCI Express 4.0 x4(Gen 4)接続の高速なNVMe SSDを採用、容量は512GBで、100GBを超えるような大容量ゲームもインストールが可能となっている。ゲームの大容量化が進む昨今、ストレージの容量はチェックすべき重要なポイントだ。もちろん、各種ゲーム、アプリの起動は高速だ。
滑らかでカクつきのない描画が可能なディスプレイ
ゲーミングPCにおいて、ディスプレイのリフレッシュレートも見逃せない。一般的なディスプレイは60Hzで、1秒間に60回映像が書き替えられる。本機のリフレッシュレートは144Hzと2.4倍もの書き替えが可能。これにより、遠くにいる敵のわずかな動きを認識しやすくなったり、画面が激しく動くようなシーンでの視認性や操作性が格段に向上する。いかに素早く敵を認識して照準を合わせるかが重要なFPS/TPSにおいてはもちろん、遅延低減という点では格闘ゲームでも効果が高い。
さらに、ディスプレイとGPUのフレームレートを同期させて画面ズレやカクつきを防ぐVRR(可変リフレッシュレート)として、NVIDIAの「G-SYNC」に対応しているのも心強い。
パネルサイズは15.6型で、解像度はフルHD(1,980×1,080ドット)。表面は映り込みのない非光沢仕様だ。
ゲーミングノートだが主張しすぎないデザインを採用しており、仕事や学業に使いやすいのもポイント。本体の全体サイズは359.86×258.7×21.9~23.9mmで重量は約2.38kgとなっている。ACアダプタは230Wだ。
このほか、ディスプレイ上部にはWebカメラ(フルHD)、マイクを搭載。インターフェイスは右側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-A、ヘッドセット端子、WebカメラのON/OFFスイッチ、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort出力、USB PD対応)を搭載。背面にUSB 3.2 Gen 1 Type-A×2、HDMI出力、Gigabit Ethernet、電源コネクタを備えている。無線LANはWi-Fi 6で、Bluetooth 5.2もサポート。拡張性に困ることはないだろう。
キーボードは日本語配列で白色のバックライトを内蔵。1.5mmのキーストロークとクリック感があって入力しやすい。Sキーに突起が付いておりFPS/TPSでよく使われるWASDキーの位置に指を置きやすいのもナイスだ。
また、FnキーとQキーの組み合わせで「パフォーマンス」、「バランス」、「静音」と動作モードを切り替えられる。電源ボタンのLEDがパフォーマンスで赤、バランスで白、静音で青に切り替わるため、一目で現在の動作モードが確認できるのが便利だ。CopilotキーもあるのでWindows 11のCopilotをワンタッチで呼び出せる。
144Hzのリフレッシュレートを十分生かせる性能
ここからは、実際のゲームでフレームレートを測定していこう。解像度はフルHDにし、各ゲームとも2種類の画質でフレームレートを測定している。平均フレームレートが144Hzのリフレッシュレートを生かし切れる144fpsに到達できるかに注目したい。
まずは、FPSゲームとして「Apex Legends」、「Call of Duty Modern Warfare 3」、「オーバーウォッチ2」を試そう。トレーニングモードの一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定、Call of Duty Modern Warfare 3はゲーム内蔵のベンチマーク機能を利用、オーバーウォッチ2はbotマッチを実行した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定している。
Apex Legendsは最高画質に設定しても余裕で平均144fpsを超えられる。中画質程度まで下げれば最小(1%)でも144fpsオーバーと、常に滑らかな描画でプレイが可能だ。実際の対戦時にはもう少しフレームレートが下がる可能性が高いことを考えると、フレームレート優先なら中画質でのプレイがオススメと言える。
Call of Duty Modern Warfare 3はDLSS 3に対応していることもあり、画質プリセット最上位の極限にしても平均167fpsと十分快適にプレイできるフレームレートを出せている。
オーバーウォッチ2は最上位画質のエピックでは平均122.9fpsだが、高まで下げれば平均210.3fpsと144Hzのリフレッシュレートを生かし切れるようになる。
続いて、DCLの発売で人気が再燃している「エルデンリング」と、根強い人気のレースゲーム「Forza Horizon 5」を実行しよう。エルデンリングはリムグレイブ周辺の一定コースを移動した際のフレームレート、Forza Horizon 5は内蔵のベンチマーク機能を実行した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で測定した。
エルデンリングは最大60fpsのゲームだ。レイトレーシングを有効化すると非常に描画負荷は重くなるが、それでも平均51.4fpsと十分快適にプレイできるフレームレートを出している。レイトレーシングをオフにすれば最高画質でもほぼ平均60fpsに到達が可能。もしボスキャラに負けたとしても、本体の性能を言い訳にすることはできない。
Forza Horizon 5は、DLSS 3に対応しており、最上位プリセットのエクストリームで平均110.7fps、高まで下げれば平均211.3fpsとより滑らかな描画でプレイ可能になる。
次にオープンワールド系のタイトルで描画負荷が重量級と言える「Starfield」と「サイバーパンク2077」をプレイしよう。Starfieldはジェミソンのロッジ周辺の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定、サイバーパンク2077はゲーム内のベンチマーク機能を利用した。
どちらもDLSS 3に対応したゲームだ。それでもStarfieldは画質を最上位のウルトラで平均84.1fps、中設定で平均120.9fpsとさすが重量級というフレームレート。快適なプレイの目安と言える60fpsはクリアしているので問題はない。もし、144fps以上を目指したいのであれば、もう1段階程度画質を下げよう。
サイバーパンク2077は、美しい光の反射を体験できる「レイトレーシング: ウルトラで」も平均113.2fpsと十分高いフレームレートを出した。レイトレーシングを使わなければ、平均167.8fpsと144Hzのリフレッシュレートを生かし切れる。
クリエイティブやAIにも強い
本製品は、ゲームだけではなくクリエイティブ用途やAI処理にも優れた性能を発揮する。たとえば、アドビの画像編集アプリ「Photoshop」や動画編集アプリ「Premiere Pro」では、一部のエフェクト処理をGPUによって高速化できる。
また、GPUに内蔵されているNVENCによって、CPUに負荷をかけることなく動画の配信やエンコードも可能なので、ゲームの実況配信も本機だけで十分こなせてしまう。
また、AI処理に関しては一部CPUに内蔵されているAI特化型の「NPU」が注目を集めているが、NPUの強みは処理性能よりも省電力で動作するワットパフォーマンスの良さ。AI処理の単純な馬力に関してはGPUの方が上。画像や動画生成AI関連のアプリはGeForceに最適化されているものが多く、本製品はそういった用途でも活躍する。
静かでも実用的な性能が出る点を強力にプッシュしたい
動作モードとして、パフォーマンス、バランス、静音の3種類があることは前述したが、今回の試用で筆者がもっとも驚かされたのが、静音モードでは動作音がほとんど気にならないレベルまで静かになりながらも、性能もかなり出ること。この手の静音モードは、強烈に性能を抑えることで静音性を実現するケースが多いからだ。実際にCinebench 2024とサイバーパンク2077の動作モード別の性能を見てみよう。
パフォーマンスに対して静音では、Cinebench 2024で約18%、サイバーパンク2077で約32%スコアが下がっている。と言っても、サイバーパンク2077は平均85.6fpsと十分快適にプレイできるフレームレートを出している点に注目したい。そして、動作音はどうなるのか。正面10cmの位置に騒音計を設置して、Cinebench 2024実行時の動作音を測定した。
パフォーマンスの場合、強烈にうるさいというほどではないが、それなりの動作音にはなる。高い性能を維持するため、冷却ファンの音が大きくなるのはゲーミングノートの宿命とも言えるもの。その点、静音にすればファンの音はごくわずかに聞こえる程度まで小さくなる。それでいて性能を高いレベルで確保しているので、本機で採用されているハイパーチャンバー冷却技術は非常に優秀と言ってよい。スペック表からは見えにくいが、技術の確かな進化を感じる部分だ。
最後に実際にゲームプレイ中の温度をチェックしてみよう。「サイバーパンク2077」を10分間プレイしたときのCPUとGPUの温度の推移を「HWiNFO Pro」で測定している。CPUが「CPU Package 」、GPUが「GPU Temperature」の値だ。動作モードはパフォーマンスに設定した。
サイバーパンク2077はかなりCPUパワーを使うゲームではあるが、CPUは平均で約79.6℃とコア数やクロックから考えるとかなり低い。また、GPUは最大で75.1℃、平均で約72.4℃とゲーミングノートとしては低く、しっかりと冷えている。長時間重量級ゲームをプレイしても性能が落ちる心配はなさそうだ。
15万円台でPCゲームの世界を本格的に楽しめる1台
以上の通りLenovo LOQ 15IRX9は、本格的なゲームも楽しめるCPU/GPU性能、激しい撃ち合いもこなせるVRR対応と144Hzの高リフレッシュレート液晶、上質なデザインを15万円台にまとめ上げており、素晴らしいの一言。これから本格的にPCゲームを楽しみたい人はもちろん、旧世代のゲーミングPCからの買い換えを考えている人にもオススメだ。静かに使えるゲーミングノートを探している人もぜひ注目してほしい。
また本製品は、数多くのPCゲームをプレイできるサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」を3カ月無料で利用できるほか、最長1年間、24時間365日いつでもゲームに関する相談が可能な「Legion Ultimate Support」が付くなど、サービスやサポート面も充実している。あまりPCに慣れていない人でも安心して購入できるのもポイントだ。