トピック
USBメモリでも、HDDでもない“ポータブルSSD”でノートパソコンの使い⽅が⼀変! ⼤容量+⾼速+安全が決め⼿
~仕事にもゲームにも活躍できるテラバイト時代のポータブルストレージ「WD My Passport SSD」
- 提供:
- ウエスタンデジタルジャパン株式会社
2020年12月25日 09:50
テレワーク、巣ごもりの浸透に伴い、ノートパソコンを使う時間が増えた、という方は多いのではないだろうか。便利なノートパソコンだが、ちょっと困ることもある。その1つが「データの持ち運びだ」。
ノートパソコン内蔵のSSDやHDDに直接保存するのは手っ取り早いが、その容量は少なめなのですぐにいっぱいになってしまう。クラウドストレージに保存する方法は使い勝手はよいものの、ネットワークを利用できる環境でないと使えないし、大容量ファイルのダウンロードには結構時間がかかる。
どちらの方法にも一長一短があり、悩ましいところではある。そこでオススメしたいのが、小型のポータブルドライブ、いわゆる「ポータブルストレージ」にデータを保存して運用する方法だ。今回はウエスタンデジタルのポータブルSSD「WD My Passport SSD」シリーズを使い、その利便性を紹介していこう。
ちなみに、ポータブルHDDやUSBメモリを持っている方は、ポータブルSSDも似たようなものじゃないの? と考えるかもしれないが、最新製品はかなり違う。というわけで、ちょっとおつきあいいただきたい。
ポータブルストレージの新しい選択肢、非常に高速なSSDの活用
さて、USBメモリやポータブルHDDといった旧来のポータブルストレージは、現在のノートパソコンが内蔵するSSDと比べるとファイルの転送速度が遅かったり、容量が小さかったりというデメリットがある。
今回紹介するWestern DigitalのポータブルSSD「WD My Passport SSD」は、こうしたポータブルHDDやUSBメモリの弱点をカバーしながらも、使い勝手に秀でた周辺機器だ。会社にいるときと同じような感覚で自宅や出張先でのテレワークで大容量のファイルを利用したり、旅行先でもさまざまなコンテンツを楽しみたいなら、ポータブルSSDは非常におすすめの選択肢となる。
まずは転送速度だが、HDDやUSBメモリは一般的に転送速度が遅く、ファイルの保存や読み出しには長い時間がかかる。しかしWD My Passport SSDなら、こうした「ポータブルストレージの定説」を覆す、圧倒的な速度を発揮してくれる。
薄型でコンパクトな筐体には、NVMe対応のSSDが組み込まれており、インターフェイスとしてはUSB 3.2 Gen2に対応するType-Cポートを装備する。とくにシーケンシャル読み込みは最大で1,050MB/s、シーケンシャル書き込みも1,000MB/sに達するなど、一般的なポータブルHDDやUSBメモリと比べると破格の性能を誇る。
製品名 | WD My Passport SSD(2020年モデル) | WD My Passport | サンディスク ウルトラ フィットUSB 3.1 フラッシュドライブ |
ドライブ | NVMe SSD | HDD | フラッシュメモリ |
容量 | 500GB/1TB/2TB | 1TB/2TB/4TB/5TB | 16GB/32GB/64GB/128GB/ 256GB/512GB |
転送速度(カタログ表記値) | 読み込み最大1,050MB/s、書き込み最大1,000MB/s | 非公表 | 読み込み最大130MB/s |
インターフェイス | USB 3.2 Gen2(10Gbps) | USB 3.2 Gen1(5Gbps) | USB 3.1 Gen1(5Gbps) |
実売価格 | 2万2,000円前後(1TBモデル) | 8,200円前後(1TBモデル) | 4,400円前後(256GBモデル) |
ノートパソコンが内蔵する2.5インチHDDのシーケンシャル読み込み/書き込み性能は、おおむね120~130MB/s前後。SATA 3.0対応の2.5インチSSDでも550MB/sがせいぜいであることを考えると、なんと内蔵ストレージより速い場合もあるわけだ。
サイズも小さい。2.5インチHDDや従来のSSDと比べるとふたまわり以上小さく非常に軽いので、ノートパソコンと一緒に持ち歩いても邪魔にならない。つや消し処理が施されたアルミ筐体を採用しており、高級感もある。高性能でデザインに優れたノートパソコンと組み合わせて使っても、違和感はないだろう。
ここまでのスペックの比較から、モバイルストレージの特長をざっとまとめると、サイズの面ではUSBメモリが最小、スピードの面ではSSDタイプが数段上、容量単価ではHDDタイプが最安だ。気軽な持ち歩きにはUSBメモリ、大容量をお安く用意したいならHDDタイプとなるが、スピード、安全性も含めた持ち運びやすさ、HDDに次ぐ容量が確保できることの3点を押さえたSSDタイプは、ワンランク上の性能も備えた万能型のモバイルストレージ、と位置づけていいだろう。
内蔵ストレージと比較しても遜色のないスピード
それでは実際に、WD My Passport SSD(2020年版)の1TBモデル、HDDタイプのWD My Passport(2TBモデル)、USB 3.1 Gen1接続のUSBメモリ(256GB)をノートパソコンに接続し、CrystalDiskMarkで転送速度を比較したのが下のグラフだ。最新型のWD My Passport SSDはさすがの性能で、ベンチマークテストの実測値でも1GB/sに届こうかというシーケンシャル読み込み性能を叩き出している。
また5GBのファイルをそれぞれのデバイスに対して読み書きしたときの速度も計測してみた(ノートパソコンの内蔵SSDから各ストレージにコピー、および各ストレージからノートパソコンの内蔵SSDにコピー、3回試行した平均)。読み出し速度は、HDDやUSBメモリと比べるとじつに7倍、書き込み速度もHDDとの比較では4倍近い速度で行なえるという結果になった。
こうしたすばやい読み書き性能は、実際のアプリでも体感できる。たとえばPCゲームのインストールファイルを置いてゲームを起動したり、場面の移動をしたりする場面でも、内蔵ストレージに保存しているときと変わらないレベルだ。
そこで、スクウェア・エニクスの「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の起動時間を計測してみた。パソコンは読み込み/書き込み性能のテストでも使用したノートパソコンで、グラフィックス設定プリセットは[最高品質]、ディスプレイのスクリーン設定は[フルスクリーン]を選択した状態だ。
テストではWD My Passport SSDとポータブルHDDに実行ファイルを保存し、そこからの起動速度を計測した。結果としては、PCI Express接続の内蔵SSDとWD My Passport SSDでは18秒であるのに対し、HDDタイプのWD My Passportでは27秒かかった。これだけ違えば、はっきりと体感できる。
また大容量の素材ファイルをWD My Passport SSD上に置き、動画ファイルの編集などを行なってみたところ、素材ファイルの読み出しやアプリ上の操作、編集時の応答性などの感覚は、やはり内蔵ストレージに素材を置いているときとほとんど差を感じられないレベルだった。USB 3.2 Gen2とNVMe SSDによるレスポンスのよさの賜物と言えるだろう。この点は、HDDタイプやUSBメモリには実現しえない使い勝手だ。
盗難にあっても保存したファイルを保護できるパスワードロック
ポータブルストレージは小型で持ち歩きやすいため、出先で盗難の被害にあってしまったり、不注意で置き忘れてしまったりといったトラブルがいつ起きるともかぎらない。ポータブルストレージを仕事にも活用するとなれば、もはや機密情報や個人情報のかたまりのようなもの。最悪の場合、情報漏洩で会社や取引先に損害を与えてしまうこともあるかもしれない。
そんなトラブルを防ぐためにWD My Passport SSDでは、パスワードロックとハードウェア暗号化によってデータの安全性を高度に保つことができるようになっている。この機能は、標準でバンドルされているアプリ「WD Discovery」の機能の1つ、「WD Security」を介して利用できる。
大まかな手順を紹介しよう。WD DiscoveryおよびWD SecurityをノートパソコンなどにインストールしてWD My Passport SSDを接続すると、パスワードが設定できるようになる。暗号化のための操作はこれだけだ。
パスワードロックをかけたWD My Passport SSDをノートパソコンなどに接続すると、ロックの解除画面が表示される。ここで正しいパスワードを入力すると、WD My Passport SSDのファイルにアクセスできるようになる。間違ったパスワードを入力すると、WD My Passport SSDのファイルにアクセスできないのだ。
大前提として、モバイル機器を社外利用するなら、置き忘れや盗難に細⼼の注意を払うことが基本。それでもヒューマンエラーは発生すると考えて、手を打っておくことが大事だ。いざというときのための備えとして、WD Securityのようなツールを利用して保存されているファイルには簡単にアクセスできないようにする、という二段構えの対策を心がけよう。持ち歩く機会が多いなら、必ず設定しておきたい機能の1つである。
こんなシチュエーションで使いたい
これまで見てきたように、WD My Passport SSDの使い勝手は内蔵SSDとまったく変わらないレベル。これらの特性を踏まえて、WD My Passport SSDが活きるシチュエーション、便利な用途を考えてみた。
容量不足対策に
ノートパソコンは、あとからストレージの容量を増やすことが難しい。アプリやデータを追加しているうちに容量が不足し、新しいアプリやデータを保存するために古い物を消して……という悪循環に陥っているなら、WD MyPassport SSDの出番。内蔵SSDと同じ感覚で利用できるストレージを簡単に増設できる。
業務用途で
オフィスや外出先で大容量データをやり取りする用途にも向いている。こうした用途では、クラウドやLANを使うのが⼀般的ではあるが、やはりインターネットから大容量のファイルをアップロード/ダウンロードするのは負担が大きいし、LANでつながっていないパソコン同士でデータをやりとりすることもある。WD My Passport SSDなら、クラウドはもちろん、LANに⽐べても圧倒的なスピードでデータをやり取りできるし、LANやクラウドを利用するための設定も必要ない。WD Securityできちんとパスワードロックをかけておけば、万が⼀の状況でも情報漏洩の危険性を低減できる。
動画や写真の保存先に
WD My Passport SSDの1〜2TBの大容量モデルなら、大容量の映画ファイルや、高解像度の写真データを多数保存しても十分余裕がある。もはや、ストレージ容量の小さいノートパソコンだからといって、こうしたデータの保存や持ち歩きをあきらめる必要はない。USBメモリよりも大容量なので、数百GB~TBクラスのデータの保存先にも。HDDタイプより高速なので、そのままファイルの編集作業なども可能だ。
ゲームの保存先に
最近の大作ゲームのデータは大きくなる一方。さらに、オンラインセールで超お得に名作タイトルを買えてしまうご時世。「でも、ストレージ容量の少ないノートパソコンでゲーム三昧は無理だよな……」と涙を呑んでがまんしているあなたに朗報。WD My Passport SSDが救世主になってくれる。SteamやOriginなどPCゲームプラットフォームのインストールフォルダとしても、十分活用できるだろう。ゲームの起動時間や応答性は、内蔵SSDにインストールしたときと変わらない快適さだ。