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PCでゲームやるなら「ゲームパッド」は必須だ!おすすめ10選【2023年版】

 PCゲームの操作用デバイスと言えば、長年キーボードとマウスが基本だった。しかし最近は家庭用ゲーム機と同様にゲームパッドを利用するシーンが増えてきている。

 理由はいくつかある。まずゲームのマルチプラットフォーム展開が増えたこと。1つのゲームが家庭用ゲーム機向けとPC向けで同時に発売されるのも珍しいくなくなり、それによってPCゲームでもゲームパッドに標準対応するものが増えている。

 その際に問題になるのが、キーやボタンのアサイン(割り当て位置)の違い。PC用ゲームパッドには家庭用ゲーム機のように統一したアサインがなく、ユーザーが自分でボタン設定を行なう必要があることも多かった。

 しかし最近はMicrosoftの家庭用ゲーム機であるXbox用のコントローラーが、Windows PCでも標準仕様となり、開発者の想定したアサインでゲームをプレイできるようになった。これはXinputという仕様で、さらに古くからあるDirectInputとは似て非なるものだ。今後のゲームではXinput対応のゲームパッドがあればまず間違いない。

 そこで今回は、Windows PC向けのゲームパッドの中からおすすめの10製品をチョイスしてみた。Xinputの仕様はあれど、有線・無線の違いやアナログスティックの配置、使用するスイッチ等の部品によって、製品の特色が出ている。好みの製品を見つける手助けになれば幸いだ。

 なお各製品の価格は、9月7日時点でのAmazonの価格を記載している。

マイクロソフト「Xbox ワイヤレス コントローラー + USB-C ケーブル」

Xbox ワイヤレス コントローラー + USB-C ケーブル
製品名Xbox ワイヤレス コントローラー + USB-C ケーブル
インターフェイス有線(USB)、無線(Xboxワイヤレス)、Bluetooth
ケーブル長2.7m
バッテリ別売(単3型電池×2、専用充電池)
本体サイズ未掲載
重量未掲載
価格5,973円

 Xbox Series X|S用コントローラーと同じもので、いわゆる純正品のポジションにある製品。名前にワイヤレスとあるが、本製品のみで使用する場合は、付属のUSB Type-Cケーブルで有線接続する。

 単3形電池2本、または別売の専用充電池を使用すれば、Bluetooth接続が可能。充電式バッテリとUSB Type-Cケーブルのセットは2,680円。

 さらにコントローラーと専用のXboxワイヤレスアダプタとセットになったモデルもある。こちらはUSB Type-Cケーブルが付属しないため、使用するには単3形電池2本か専用充電池が必要になる。こちらは8,053円。

マイクロソフト「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2」

Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2
製品名Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2
インターフェイス有線(USB)、無線(Xboxワイヤレス)、Bluetooth
ケーブル長2.7m
バッテリ専用充電池
本体サイズ未掲載
重量345g
価格1万9,186円

 「Xbox ワイヤレス コントローラー」の上位製品。グリップにラバー加工が施されたほか、スティックの反発力やトリガーのストロークを調整可能。また一部の部品を交換可能にもなっている。専用充電池も標準で搭載している。

 充電ドックやパドル等のオプションパーツを別売にした「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2 - Core」もあり、こちらはホワイト、レッド、ブルーの3色から選べる。1万3,973円。

ロジクール「F310」

F310
製品名F310
インターフェイス有線(USB)
ケーブル長1.8m
バッテリ-
本体サイズ未掲載
重量未掲載
価格2,019円

 有線接続のPC用ゲームパッドとしては安価で、長年にわたり販売されている定番商品。背面にあるスイッチでXinputとDirectInputの切り替えが可能。Xbox用コントローラーとは異なり、2本のアナログスティックが並行に配置されている。

エレコム「JC-U4113SBK」

JC-U4113SBK
製品名JC-U4113SBK
インターフェイス無線(2.4GHz専用ドングル)
ケーブル長-
バッテリ単3形電池×2
本体サイズ172×108×73.9mm
重量224g(電池を除く)
価格2,418円

 無線接続の製品の中では安価。ボタンやアナログスティックは高耐久仕様で、アナログスティックは並行配置。スイッチでXinputとDirectInputの切り替えが可能。USBドングルは本体裏面に収納できる。

サイバーガジェット「CYBER・ジャイロコントローラー ミニ 有線タイプ(SWITCH用)」

CYBER・ジャイロコントローラー ミニ 有線タイプ(SWITCH用)
製品名CYBER・ジャイロコントローラー ミニ 有線タイプ(SWITCH用)
インターフェイス有線(USB)
ケーブル長2m
バッテリ-
本体サイズ114×76×52mm
重量85g
価格2,075円

 幅114mm、重量85gと小型軽量の製品。Nintendo Switch用ながらPCにも接続可能で、XinputとDirectInputの切り替えが可能。ジャイロ機能を搭載しているが、PCでは使えない。ブラック、ブルー、レッドのカラーバリエーションがある。

HORI「HORIPAD Pro for Xbox Series X

HORIPAD Pro for Xbox Series X|S
製品名HORIPAD Pro for Xbox Series X
インターフェイス有線(USB)
ケーブル長3m
バッテリ-
本体サイズ160×110×65mm
重量290g
価格5,423円

 Xboxのライセンス商品。Windows用の専用アプリを使ってボタンの割り当てやアナログスティックの機能を調整でき、プロファイルとして4つまで保存できる。プロファイルは手元のボタンで切り替えが可能。

 ちなみにHORIからは右前面に6ボタンを搭載した有線コントローラ「ファイティングコマンダー OCTA for PlayStation 5, PlayStation 4, PC」も出ている。高耐久スイッチが採用されており、こちらはストリートファイター6のような格闘ゲームに好適となっているが、ゲームの人気もあるからか、Amazonでの在庫が不安定だ。

MSI「FORCE GC30 V2」

FORCE GC30 V2
製品名FORCE GC30 V2
インターフェイス有線(USB)、無線(専用ドングル)
ケーブル長2m、0.3m(OTGケーブル)
バッテリ600mAh内蔵リチウムイオン電池
本体サイズ156×105×62.5mm
重量212g
価格6,045円

 無線・有線の両対応。無線では約8時間の連続使用が可能。ボタンは最大200万回の高耐久スイッチを採用。丸形の十字キーカバーも付属する。ホワイトとブラックの2色展開。

ASUS「ROG Raikiri」

ROG Raikiri
製品名ROG Raikiri
インターフェイス有線(USB)
ケーブル長3m
バッテリ-
本体サイズ155×103×64mm
重量300g
価格1万2,929円

 専用アプリでさまざまな機能を調整できる。ボタン配置やトリガーの作動距離、アナログスティックの反応調整に加え、背面のプログラマブルボタンに独自機能も持たせられる。DAC内蔵で、ヘッドセット端子からPCのサウンドを再生可能。調整可能なLEDライティングも搭載している。

Razer「Wolverine V2 Chroma」

製品名Wolverine V2 Chroma
インターフェイス有線(USB)
ケーブル長3m
バッテリ-
本体サイズ161.5×105.8×65mm
重量270g
価格2万1,800円

 有線接続だがケーブルは取り外し可能。300万回の耐久性と反応速度を速めた高性能スイッチを採用。背面などに6つの追加ボタンを搭載しており、専用アプリでカスタマイズが可能。アナログスティックは異なる形状のキャップと交換できる。調整可能なRGBライティングも搭載。ホワイトとブラックの2色展開。

Performance Designed Products「Victrix Pro BFG」

Victrix Pro BFG
製品名Victrix Pro BFG
インターフェイス有線(USB)、無線(2.4GHz専用ドングル)
ケーブル長3m
バッテリ2,000mAh内蔵充電池
本体サイズ160×105×60mm
重量298g
価格2万6,928円

 無線(Bluetoothは非対応)・有線の両対応で、PlayStationのライセンス商品ながらXinputにも対応する。右スティック+右前4ボタンを6ボタンに交換でき、格闘ゲームのプレイヤーから注目されている。左アナログスティックと方向ボタンの位置の変更や、アナログスティックの形状の変更、背面の追加ボタンを含めた機能変更など、ハード・ソフトの両面でカスタマイズできる。日本でも購入できるが、頻繁に在庫切れしている。