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滴定画像自動化装置「HIPPO SCAN」を12月1日から発売!業界初の画像分析技術により、分析現場の省力化を実現(特許出願中)

フロイント産業株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伏島 巖、以下「当社」)は、株式会社アイ・モーションテクノロジー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役:岡田 靖、以下「アイ・モーションテクノロジー」)が開発した滴定画像自動化装置「HIPPO SCAN(ヒッポスキャン)」の販売を12月1日から開始しました。
従来から医薬品や食品、化学品等の製造業界においては、指示薬法による中和滴定が多く使われています。この方法では指示薬の色の変化を目視で確認するため、検査結果に個人差が生じる課題があります。加えて集中して目視し続けることによる分析者の精神的負担や身体的負担が大きく、データの手動入力による入力漏れやミスが発生することも課題となっていました。HIPPO SCANはこれらの課題をすべて解決する滴定画像自動化装置です。

画像1:
HIPPO SCAN製品画像

<製品についての特長>
(1)滴定分析の信頼度向上
一般的に指示薬法での滴定分析作業では、目視による色の変化で終点管理しています。この方法では分析者によってばらつきが出てしまうことが課題でしたが、HIPPO SCANでは独自の画像分析技術と電動ビュレットとの組み合わせにより、指示薬による色の変化や滴下量を正確に測定することが可能です。あらかじめ設定しておいた画像の色データ数値を基に、終点に設定した色値に到達すると自動で滴下分析の終点を検出するため、安定した測定結果が得られます。

(2)分析者の負担を軽減
従来の滴定分析では色変化のタイミング(終点)を目視で判断するため、分析者の集中力を要していましたが、HIPPO SCANを使用することで分析の精神的・身体的負担を軽減できます。また感覚的な検査であるため、分析者のトレーニングが難しく、教育に時間がかかるという課題も解消できます。

(3)データインテグリティやLIMS※に対応可能
近年、FDA(アメリカ食品医薬品局)をはじめとする規制当局から、データインテグリティに関するガイダンスや警告文書の発出が増えており、今後国内企業においてもデータインテグリティの実現を求められる潮流が強まっていくと考えられています。データインテグリティとは、データの信頼性を確保するために必須の要件であり、一般にその要素として「誰が書いたかわかる(帰属性)」、「読みとれる(判読性)」「(間を置かずに)作成された(同時性)」、「オリジナル(原本性)」、「正確さ(正確性)」といったものがあります。これらはすべてそろってデータが完全であると判断でき、信頼できることになります。HIPPO SCANは画像分析装置により色データを数値化してグラフ化するため、測定を行うと同時にその経過の記録も可能です。
これにより、結果だけでなくプロセスも含めたデータとして記録の信頼性が向上します。
※LIMS(Laboratory Information Management System)・・ラボ情報統合管理システムの略称です。

<価格>
希望小売価格 150万円(電動ビュレット、マグネチックスターラー除く)

<販売計画>
初年度 50台

【お客様からのお問い合わせ先】
フロイント産業株式会社 CS戦略企画部
TEL : 03-6890-0769
Mail: cssp@freund.co.jp

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