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アルファ・ラバルが低密度、低GWP冷媒用に特別に設計された次世代のブレージングプレート式熱交換器『AC900』を発売

アルファ・ラバル株式会社(以下 アルファ・ラバル)は、新製品「AC900」を発表しました。
AC900は、成長を続けるブレージングプレート式熱交換器の最新製品です。特大のガス排出ポートを備えた単回路AC900は、全負荷と部分負荷の両方の条件に最適化されています。スクリューコンプレッサー付き冷凍機、産業用冷凍機、ヒートポンプ用途の300~600kWの容量をカバーします。

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AC900

●揺れ動く市場のニーズに応えるために
「空調の市場は、かつてないほどの大きな転換点にあります」と、エネルギー事業部Brazed & Fusion Bonded Heat Exchangers部門の責任者、Malgorzata Moczynskaは述べています。
「産業用暖房システムにおいて、ヒートポンプは蒸気ボイラーやガスボイラーに取って代わりつつあります。実際、近い将来、高温産業用ヒートポンプの市場は、特に中欧、中欧、スカンジナビア諸国において、チラー市場を超えて成長すると予想しています。同時に、F-ガスに関する新しい規制は、チラーやヒートポンプメーカーにとって予期せぬ課題を生み出しました。低密度、低GWP(地球温暖化係数)冷媒が標準となり、多くのチラーやヒートポンプメーカーがシステムの再設計を余儀なくされています。」
アルファ・ラバルは、このような市場の課題に対応するため、次世代のブレージングプレート式熱交換器、『AC900』を開発しました。

●シェル&チューブ式熱交換器に代わる効率的な熱交換器
AC900は平均的な熱交換器よりも大容量に対応できるため、現在シェル&チューブ式熱交換器が主流となっているアプリケーションに新たな可能性をもたらします。特大のガス排出ポートとDynaStaticディストリビューターシステムを備えたAC900は、最大600kWの容量をカバーすることができ、さまざまな用途で部分負荷から全負荷まで最大限の性能を発揮するようにカスタム設定することができます。

●コストと資源の節約
AC900は、スクリューコンプレッサーを搭載した小~中容量の冷凍機や、ヒートポンプ、産業用冷凍機にも最適なソリューションです。必要な冷媒量が大幅に少なく、コンパクトなため、設置コストが低く、重要な鉄や銅資源の節約にも役立ちます。
設置コストの低減はその一部です。冷媒が少なければ少ないほど、環境にはメリットをもたらします。

●世界トップクラスの性能
とあるヒートポンプメーカーで、低密度の冷媒を使用したコンデンサーとエバポレーターとしてAC900のテストが行われました。AC900は他製品よりもはるかに優れた性能を発揮し、熱性能の新たなレベルに達しました。「その数値は非常に印象的で、顧客はAC900をこの用途におけるクラス最高の絶対的な製品と考えています」と、Brazed & Fusion Bonded Heat Exchangers事業部のSenior Global Business Development ManagerのRoman Rathsackは述べています。

●環境に配慮した設計
アルファ・ラバルは、エネルギー市場における持続可能なソリューションの促進に取り組んでいます。このことを念頭に、AC900は空調・暖房・冷凍協会が定めるSEER(季節エネルギー効率比)の性能仕様に従って設計されました。また、欧州環境庁が定める厳しい新しいECO設計要件にも準拠しています。

●イタリア、サンボニファシオの最新技術と独自の機能
本製品には、イタリアのサン・ボニファシオにあるアルファ・ラバルの最先端施設で開発・製造された最新の技術が反映されています。
本製品の特長として、DynaStatic、IceSafe、そしてRefutureという当社独自の機能が組み込まれています。ディストリビューター内部の形状を変更してお客様の幅広いご要望に対応したり、低温アプリケーションにおける凍結防止、そして将来の冷媒にも最適な性能を発揮するように設計されています。機能に関する詳細はこちらをご覧ください。
https://www.alfalaval.jp/products/heat-transfer/plate-heat-exchangers/brazed-plate-heat-exchangers/ac/ac900/

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