2022年3月3日 10:15
110余年の歴史を持ち、デンマークに本社を置く補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下 聡、以下 オーティコン)は、3月3日の「耳の日」、WHO「世界耳の日」に際し、聞こえの健康への意識を高める取り組みの一つとして、聞こえを司る耳と脳に関する啓蒙動画「2分で分かる聞こえの真実」全5編をYouTubeにて公開します。
■3月3日は「耳の日」、2022年のWHO「世界耳の日」のテーマは「耳を大切にすること」
日本では、難聴や言語障害を持つ人々の悩みを少しでも解決したいという社会福祉への願いを込めて、昭和31年日本耳鼻咽喉科学会の提案により、毎年3月3日を「耳の日」と制定しました。この3月3日は、世界保健機関(WHO)が定めた「世界耳の日(World Hearing Day)」でもあり、世界各地で難聴予防と聴覚ケアの重要性を唱える啓蒙活動が行われています。
WHOは騒音や高齢化社会が原因となって、2050年までに約25億人が何らかの難聴の影響を受けると予測しています*1。そこでWHOは、本年2022年の「世界耳の日」のテーマを“To hear for life, listen with care (一生聞き続けるために、耳を大切にする)”と掲げ、「予防可能な難聴」の影響を受ける人々が世界中で増加していることに対し、この減少を目指し、ヘッドホンでの音楽鑑賞などでは適切な音量や使用時間を守り、大音量にさらされる環境では、耳栓などの保護具を積極的に利用するなど、安全な聞き方の重要性を提唱しています。
■「世界耳の日」でWHOが発信しているメッセージ*2
・耳と聴覚のケアにより、生涯を通じたより良い聞こえの維持が可能である
・大きな音にさらされることで起こる騒音性難聴を含め、一般的な難聴の原因の多くは予防が可能である
・「安全な聞き方」により、レクリエーションなどでの大音量への曝露に関連した難聴リスクの軽減が可能である
■動画「2分で分かる聞こえの真実」をYouTube配信
オーティコンは「Life-Changing Technology」を企業理念に掲げ、耳と聴覚、脳のメカニズムを深く理解し、先進の補聴器テクノロジーの開発を通じて難聴による制限のない世界の実現を目指しています。2022年の「耳の日・世界耳の日」では、WHOの提唱をサポートし、聞こえの健康への意識を高める取り組みの一つとして、実はあまり知られていないことの多い、耳と、聞こえを司る脳の健康にフォーカスした分かりやすい動画「2分で分かる聞こえの真実」を、全5回に分け作成し世界で発信します。国内では3月3日に「世界耳の日にオーティコンからのメッセージ」を公開し、3月3日~9日までに全5編を順次公開します。
【World Hearing Day Hearing Facts Video:世界耳の日:2分で分かる聞こえの真実】
エピソード5〈3月3日公開〉:世界耳の日にオーティコンからのメッセージ
エピソード1〈3月4日公開〉:人は脳で聞いている?
エピソード2〈3月7日公開〉:耳の有毛細胞って?
エピソード3〈3月8日公開〉:大きすぎる音ってどれくらい?
エピソード4〈3月9日公開〉:大音量はどこで起きて、それを聞くとどうなるの?
※日本の公開順に伴いエピソード5が3月3日に公開となります
▼本リリース掲載サイト
https://www.oticon.co.jp/about/press/center/press-releases/2022/20220303
▼オーティコン公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/OticonJAPAN
▼オーティコン公式Instagram
https://www.instagram.com/oticon_japan/
▼オーティコン公式Facebook
https://www.facebook.com/OticonJapan
*1. https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/deafness-and-hearing-loss
*2. World Hearing Day 2022 ( https://who.int )
【オーティコン補聴器について】
補聴器業界におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、デンマークを本社とする世界的な企業で、16,000人以上の従業員を有するデマントグループの傘下にあります。日本市場においては1973年より製品の製造・販売を行っています( https://www.oticon.co.jp )。
オーティコンの新しい企業理念「Life-Changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」とは、「難聴による制限のない世界、補聴器が難聴者の生活に溶け込み、難聴により引き起こされる健康リスクを抑えながら、その人らしく充実した人生を送る手助けとなれるよう、常に最も革新的な補聴器開発をおこなっていくこと」です。
オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、革新的な技術を開拓してきました。また、脳から聞こえを考える、「Brain Hearing(TM)(ブレインヒアリング)」を補聴器開発の原点に置いています。
先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究センター(デンマーク)において、約13,000人以上のテストユーザーと世界中から参集した様々な分野の科学者と共に、軽度から高重度、子供用から大人用まで、あらゆる難聴に対応できるよう、常に最先端で革新的な補聴器の開発・製造を行っております。
【デマントグループについて】
デマントは、117年前にデンマークのオーデンセで補聴器の輸入商から始まり、のちに補聴器の製造や診断機器、人工内耳事業へと参入していきました。現在、聴覚ヘルスケアにおける全ての分野をカバーする世界唯一の企業として、世界130か国以上でビジネスを展開しています。ビジネス領域ごとの売り上げ比率では、補聴器事業が全体の87%を占めており、その他、人工内耳事業4%、診断機器事業が9%を占めています。中核となる補聴器事業ではオーティコン、フィリップス、バーナフォン、ソニックなど複数のブランドを展開しています。また、デマントはウィリアム・デマント財団が所有し、世界で唯一の慈善財団が所有する聴覚ヘルスケア企業です。
全デマントグループ16,000人の従業員とともに、聴覚ヘルスケアや聞こえの改善の研究、製品開発を行っています。