2022年1月17日 11:00
株式会社図研プリサイト(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:尾関 将、以下 図研プリサイト)は、同社が開発、販売を手掛ける、製造業の品質保証部門を対象としたソリューション「Qualityforce(クオリティフォース)」の最新バージョンを、2022年01月17日より販売開始いたします。
■ Qualityforceについて
企業の品質保証活動において、顧客ニーズの把握や実証的な継続的改善を行うために、問合せやクレームなどのデータ活用は欠かせません。データの活用は、収集、加工、分析というステップを踏んで初めて達成できます。しかし、昨今言われる「データ分析は前処理が8割」という言葉が示す通り、膨大なデータの加工にかかる時間が理由で、データ活用が思ったように進まない悩みを抱える企業は多いと思われます。
Qualityforceは、企業がCRM(顧客管理システム)などのデータベースに登録している問合せやクレームデータを、原因別、製品別、製造工場別など、当社独自開発のAIが自動分類し、分析できるITシステムです。セグメント化や層別化(データの共通点や特徴に着目してグループ化)など、データ分析に欠かせない処理をAIが実行することで、速やかに分析結果を得ることが可能になります。
また、問合せやクレーム内容を入力すると、AIが文章の特徴を算出し、特徴が類似する過去データを検索します。過去の問合せ対応を活かすことで、品質情報管理に求められる、素早く的確な顧客対応(クイックレスポンス)を実現します。
■ 代表的なQC手法によるデータ分析を容易に実現
Qualityforceは、QC7つ道具の一つである「パレート図」を手間なく作成できます。膨大な問合せやクレームデータの分類はAIが実行するため、少数重点項目を即座に把握できます。
パレート図は、問題点の分類(横軸)をAIが実行するため即座に作成可能
最新バージョンでは、新QC7つ道具の「連関図」や「マトリックス図」も、条件を指定するだけで簡単に作成できます。連関図は、問題や要因のノードがマウスドラッグで動かせるため、紙やイラストデータで作成した図に比べて、複雑な要因間の因果関係が容易に把握できます。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/293751/LL_img_293751_5.jpg
連関図は、問題や要因のノード(丸印)をマウスドラッグで移動可能
マトリックス図は、各要素の関連の有無や度合いをヒートマップ表示できます。問題の所在や全貌が一目で見渡せるようになるため、解決手段の着想を得るなど、問題解決を効果的に進めていくことに活用できます。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/293751/LL_img_293751_6.jpg
マトリックス図は、関連度合いを色の濃淡で表現(Ex. クレーム種別と製造工場)
■ 品質調査報告書など、社内外へのレポート作成も支援
最新バージョンでは、レポート作成機能を搭載しました。Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)でテンプレートを作成し、データ項目とテンプレート内の出力先を対応付けることで、定型帳票を自動作成できます。クレームの原因と対策をまとめた社内向けの経緯報告書や、顧客向けの調査報告書など、レポート作成にかかる工数を削減できます。
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/293751/LL_img_293751_7.jpg
テンプレートを用意することで、定型帳票の作成を自動化
■ 図研プリサイトについて
図研プリサイトは、PLMシステム「Visual BOM」、ナレッジマネジメントシステム「Knowledge Explorer」、原価見積パッケージシステム「Design BOM」など、製造業のお客様のモノづくりを支援するITソリューションの開発、販売を行っています。今後も、新しい技術を積極的に取り込み、様々な企業内の情報利活用に貢献できるIT製品やサービスを提供してまいります。
図研プリサイト コーポレートサイト: https://www.presight.co.jp/
*本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。