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Intel GPU環境下「Spider-Man Remastered」の特定クエストが進行不能なバグが発生するも、なぜかGPUドライバによる修正待ち

 スパイダーマンを題材にした「Marvel's Spider-Man Remastered」は、25日にv1.824.1.0という機能強化パッチをリリースし、それに関連するリリースノートを公開しているのだが、「Known Issues(既知の問題)」として、Intel GPU環境下で「エンパイアステートビルディングの写真を撮る」というメインクエストで写真が撮れずクエストが進行不能になるバグが挙がっている。

 興味深いのは、本来こうしたクエスト関連の処理はゲーム側の問題で、修正はゲーム側で行なわれるものと思われがちなのだが、リリースノートによれば、今回はIntelのドライバアップデートによる修正待ちとなっているところである。

 バグは“クエストが進行不能”と言っても、写真を撮ろうとしたらゲームがクラッシュするといった類のものではない。クエスト自体は、カメラをエンパイアステートビルディングに向けて構え、フレームが緑色になったところでシャッターを切るというだけなのだが、Intel GPUでは緑色にならない。この辺りが影響していると思われる。

 ちなみにIntelのCPU内蔵GPUの最新ドライバは7月27日付けの31.0.101.3222(第11/12世代Core)または31.0.101.2111(第10世代以前)で、Arc用ドライバは7月6日付けの30.0.101.1743が最新だが、筆者の環境では第12世代Core内蔵GPUとArcの両方でこのバグに遭遇している(困った人の一人)。

 折しもIntel GPU環境でプレイしている方は、残念ながらドライバのアップデートを大人しく待つか、NVIDIAかAMD GPUの環境でこのクエストをクリアしてから、Intel GPU環境に戻るといいだろう。

 なお、v1.824.1.0では、32:9や21:9のアスペクト比の追加や、NVIDIA DLSSおよびAMD FSR 2.0におけるシャープネス調整スライダー、Ivy BridgeのCPUでレイトレーシングをオンにするとクラッシュする問題などを修正している。