Tencentの人気ゲーム、中国で12歳以下は課金不可に

　中国Tencentは8月4日(現地時間)、同社の主力ゲーム「王者栄耀」の未成年者に対する制限機能を強化し、12歳以下は1日1時間のプレイ時間の制限に加え、ゲーム内課金が利用できない仕様とした。実装は即日より行なわれた。

　国家新聞出版署の「未成年がネットゲームに没頭することを防ぐ通知」の規定に加え、同社が独自で未成年に対する保護を強化することを目的として実装されたもの。これにより、未成年者は王者栄耀のプレイ時間、課金、iOS版の体験モード各々において制限が課せられる。

　具体的には、深夜～早朝の時間帯(22時から翌日8時)プレイできなくなっているほか、法定休日については2時間(以前は3時間)、平日については1時間(以前は1.5時間)しかプレイできなくなった。

　ゲーム内課金は12歳未満は一切行なえず、12歳以上16歳未満のユーザーは1回につき50人民元(1人民元は約17円)、毎月200人民元の課金が可能。16歳以上の未成年は毎回100人民元、毎月400人民元の課金ができる。

　また、iOS版クライアントの体験モードは15日以内の累計ゲームプレイ時間は1時間を超過できず、課金も行なえないようにしたとしている。

　王者栄耀では、2018年より未成年保護を目的とした「健康系統」が実装されてから、実名登録と身分証の提出が強制されている。