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コントローラの振動では物足りない? 産業用モーターで試してみた動画が話題に
2021年3月1日 11:10
フォースフィードバック(振動)は、ゲームをプレイする上で没入感を高める重要な要素の1つだ。しかしコントローラのサイズの制限から、強力な振動を得ることは不可能で、ゲーム内容によっては、微弱の振動では物足りないと思われるゲーマーもいることだろう。
YouTuberのTeenenggrことJatin Patel氏は、DUALSHOCK 3の内蔵バイブレータを、大胆にも産業機械や家電などに使われる誘導電動機に置き換えてプレイするという、面白い試みの動画が公開された。
“置き換え先”のモーターは、いわゆる「かご型三相誘導電動機」で、表示を見ると、電圧250V、2,880rpm、周波数50Hzなどの数値が確認できる。コントローラからの入力は、ブレッドボードとArduinoなどを経由してモーターに出力している。
当然ながら振動の強さはコントローラのバイブレータとはケタ違いであり、さすがに普通にプレイすると机ごと振動してゲームにならないようだ。それでも氏はディスプレイの横にモーターを固定し、マウスやキーボード、ディスプレイをガムテープで無理やり机に固定して遊んでいる。
動画では敵キャラクターを射撃するシーンと車両を運転するシーンの2シーンを紹介しているが、常時振動フィードバックを起こす車両運転シーンではプレイを断念する様子も見られ、どのみちまともにプレイするには無理があり、この試みはネタで終わった。
なお、産業用モーターでゲームの振動フィードバックを動作させるソースコードは、Patel氏のGitHubアカウントで公開されているので、興味がある人は自作してみると良い……かもしれない。