「接触確認アプリ」で接触通知を受けた利用者が行政検査対象に

　厚生労働省は21日、各都道府県、保健所設置市、特別区に対して、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」で陽性者との接触通知を受けた利用者に対する行政検査について、症状の有無や濃厚接触者に該当するか否かにかかわらず、行政検査として扱うよう連絡した。

　新型コロナウイルス感染症の行政検査対象者は「感染症患者」、「無症状の病原体保有者」、「疑似症患者」、「感染が疑われうる正当な理由のある者」の4例。行政検査対象者の基準については、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」で示されている。

　これとあわせて、各自治体の状況に応じて、アプリ上に表示される各自治体管内の帰国者/接触者外来、PCR検査センターなどの連絡先を登録すること、新型コロナウイルス感染症相談窓口の登録/表示を行なうこと、厚労省が設置する接触確認アプリで通知を受け取った利用者専用相談窓口の活用を呼びかけている。

　なお、接触確認アプリで通知を受け取った利用者の専用相談窓口は、該当する利用者以外には非公開。