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Googleのマスコミ救済基金に国内新聞社などが選出。最大3万ドルを支援

5,300を超える報道機関を支援

 Googleは29日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって打撃を受けている報道機関を同社が支援する「ジャーナリズム緊急救援基金」において、宮崎日日新聞、山形新聞、広島FMといった国内メディアへの支援が行なわれていることを発表した。

 ジャーナリズム緊急救援基金は、Googleが報道機関と協力していく「Google ニュース イニシアティブ」という活動の一環であり、世界5,300以上の中小規模のニュースルームや編集部に向け、5千~3万ドルの資金提供を実施している。すでに世界140カ国から12,000件を超える応募があり、このうちの90%はジャーナリストが26人未満の報道機関や出版社によるものだった。アジア太平洋地域では30の国と地域から応募が寄せられ、800社以上が選出されているという。

 日本では、前述の新聞社以外にも、地方で活動している報道機関、地域の情報を配信しているWebメディアなどの合計28の会社および団体への支援が決定された。支援金の総額は不明。

 申請は4月15日~30日にかけて行なわれ、12カ月間の活動実績と、2人から100人の正社員(フルタイム従業員)のジャーナリストを雇用するニュースルーム・編集部などが応募条件となっていた。