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マジか!? Xiaomiが第3四半期決算をアニソン「恋愛サーキュレーション」に乗せてお届け

 中国の動画共有サイト「bilibili」において、Xiaomiの公式アカウントが18日(中国時間)、音MAD(音を切り貼りしてピッチを合わせたりすること)で、同社のCEOである雷軍氏の声を加工し、2019年第3四半期の決算報告を化物語の千石撫子(声優 : 花澤香菜)の歌「恋愛サーキュレーション」のメロディに乗せて投稿した。

 恋愛サーキュレーションは2009年から放送されたアニメ「化物語」に使われたオープニングテーマ。その後NHKの番組「すくすく子育て」のエンディングにも使われた。もともと2010年前後に日本でMAD動画の制作が活発に行なわれていたのだが、2019年4月に花澤香菜さんが初の海外公演を中国で行ない、ネット上で大きな人気を博した。そのため、Xiaomiの財務報告のMAD素材として使われたようだ。

 歌詞は雷CEOの「せーのっ、この新しい歌は簡単じゃないよ。恋愛サーキュレーションじゃないよ、Q3財務報告の鬼畜版(音MADの意味)だよ」からはじまっている。第3四半期の売上高は537億人民元(約8,402億円)で過去最高、純利益は35億人民元(約748億円)だった。

 第3四半期中に筐体背面を囲むラウンドディスプレイの「MIX Alpha」や、国内初の5G対応スマートフォン「Mi 9 Pro 5G」を発表したほか、AIoT機器も好調。とくにインドでの売上は好調に推移し、国外市場は売上高の半分を占めるようになったとしている。

 日本語歌詞の「くらくらる くらくらり」の部分は、雷CEOがインドではじめて行なった発表会で放った言葉「Are you OK?」に差し替わっている。雷CEOは英語が苦手で、その発表会での拙い英語をからかう音MADが中国で大流行したのだが、今回これを逆手に公式MADに取り入れたわけである。

 Xiaomiは12月に日本にも進出しており、今後の動向は注目したい。