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【TGS 2019】マウス、倉持由香さんプロデュースの女子ゲーミングチームG-STAR Gamingを支援
~SFVのエキシビジョンではインプレスeスポーツ部部長が姑息な手段を使って勝利をもぎ取る
2019年9月13日 18:11
株式会社マウスコンピューターは12日、グラビアアイドルの倉持由香さんがプロデュースする女性だけのゲーミングチーム「G-STAR Gaming」のスポンサーとして機材提供を行なっていくことを東京ゲームショウの同社ブースで発表。機材贈呈式や、エキシビジョンマッチなどが行なわれた。
倉持さんは、グラビアアイドルとしての知名度が高いが、ゲームも好きで、とくにストリートファイターV(SFV)に打ち込んでいる。G-STAR Gamingには、そんな倉持さんがプロデューサーとして選考した10名が初期メンバーとして名を連ねる。いずれも女性で、コスプレイヤーから、薬剤師、アケコンデザイナーまで、個性溢れるメンバーが集まっている。
また、スペシャルサポーターとして、SFVのプロプレイヤーである"ふ~ど"氏、eスポーツキャスターである"ササ"氏も参加している。現在のメンバーは、まだ一線級のプレイヤーというわけではないが、ふ~ど氏は、プレイだけでなくゲームのコーチングがうまいことでも定評のあるプレイヤーであり、氏の指導により、今後の成長に期待が持てると言えるだろう。
イベントにはまず倉持さんが登場。マウスコンピューターの杉澤竜也氏が「G-Tune」を進呈。続いて、倉持さん以外の10人のメンバーがお披露目された。
その後に行なわれたのが、SFVをプレイする3人のメンバーと、発表会に集まったメディア関係者とのSFVエキシビジョンマッチ。
インプレスeスポーツ部を運営している筆者も対戦相手として選ばれたので、その対戦の模様をお伝えしよう。
対戦にあたっては、相手をこちらから選べるかたちだった。3名のうち、グースさんについては、Twitterで結構真剣にSFVに取り組んでいるというのを聞き知っていたので、華麗にスルー。残る2人は、しおんさんと、ぽんおさん。こちらのおふたりについては、情報がなかったのだが、第1試合でぽんおさんが対戦されていたので、第2試合の選手に選ばれた筆者はしおんさんを指名した。
筆者は、格闘ゲームは最終的には情報戦・心理戦だと思っている。操作がさほど難しくないSFVでは、誰でも努力すればある程度同じレベルの操作ができるようになる。最後に勝敗を分けるのは、「この次のターン、相手が取るのは攻撃的行動だ、あるいは防御的行動だ」といった読み合いになる。
そういった意味で、グースさんのことを知っていたのは、ひじょうに大きい。じっさい、その後の試合でグースさんは2勝1敗という好成績を収めている。君子危うきに近寄らず。
しかし、しおんさんについては情報はない。そこでまず、対戦前の自己紹介では、「SFVをプレイするのは今日が2回目です」という大ボラをぶっぱ。相手を油断させる作戦を採った。こちとら、昇竜拳には自信があるので、「相手が初心者なら飛びから崩してやろう」、という相手の思惑の裏をつくわけだ。
だが、そこで、しおんさんのコントローラトラブルが発生。試合の準備に時間がかかることとなった。実況を務めていたササ氏と、解説を務めていたふ~ど氏は、トークで間をつなぐという対応をされていたのだが、「対戦相手の若杉さんは、結構なガチ勢ですね。なんと言っても、あのCapcom Cup覇者のガチくんに直接教えてもらってますので」と、まさかのこちらの素性を完全暴露。
南無三!! 相手を油断させる作戦はここで脆くも崩れ去った。
試合はというと、第1ラウンドは取れたものの、第2ラウンドでしおんさんは、むやみに攻め入らずわりとじっくりこちらの攻撃を待ち、むしろこちらのジャンプ攻撃を迎撃。こちらがひるんだところに、動きの速い技で攻め入るという感じで、あっさりラウンドを取り返されてしまった。おそらくこちらの半分以下の年であろう女性相手に手玉に取られ、ひたすら焦る筆者。
ちなみに、このイベントの模様は、ふ~ど氏が定期配信を行なっている「DaigoTheBeasTV」で生配信されていた。後で見返してみたところ、筆者が第2ラウンドを落としたところで、「若杉は、大人だな。ちゃんと空気読んで負けて上げてる」といったコメントが散見されたが、あれ、ガチです。ガチでラウンド取られてます!
残る最終ラウンド。しおんさんクラスのプレイヤーだと、こういう状況では、ダウンからの起き上がりで暴れてくるだろうと読んで、技を重ねていくのだが、これがことごとくスカる。
こちらが使う豪鬼の最終奥義「瞬獄殺」を決める絶好のチャンスでも、相手の暴れをとおしてしまうわ、相手の隙のある攻撃をガードして勝ち確定の状況でも間違ったコンボ、というより、通常つながらない連携を出してしまわというてんやわんやだったが、最後の最後でお願いEX百鬼襲がラッキーヒットし、なんとか勝利を収めることができた。
ここでも、「好演出を演じたな、若杉」というコメントがついていたが、あれは40代のおっさんが、必死にもがいてあがいて若い女子からつかみ取ったセコい1勝であることをここに告白しておく。