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Discord、サブスクリプションを含むゲーム販売へ進出

 ゲーマー向けのボイスチャットソフト「Discord」は9日(太平洋夏時間)、ゲームの販売を順次開始する計画を発表した。現時点ではいずれもベータ機能としてカナダでの公開だが、対象ユーザーはSteamのようなストア機能のほか、同サービスの有償プラン「Nitro」加入者は「Nitro Games」とよばれるDiscord側がセレクトしたゲームがプレイ可能になる。

 「Nitro Games」はストアに並ぶゲームとは別に、Discordの従業員によって選ばれたタイトルで、従業員がおすすめする理由なども添えられるとのことで、これまで見逃してきた新しいゲームとの出会いをもたらしてくれる。

コメントの例「Dead Cells(ゲームタイトル)は、洗練された操作系をもつ、難しくて中毒性のある探索型横スクロールアクションだ。すべてのローグ系ゲームと同様に死亡するとそこで終わりだが、各ステージをクリアするごとにアンロックされるアイテムが、難度を増していくステージを進んで行くのに役立つ ーケヴィン」

 Nitro Gameが目指すのは「居心地のいい地域の書店」のような体験だそうで、そうした深さと最新の話題作を取り扱うストアの両輪で差別化の軸に据えているようだ。

 ストアの追加に伴って、ゲームランチャーの統合機能が追加される。SteamやOrigin、UPlayなどさまざまなプラットフォームが存在し、各々にゲームライブラリが存在するものを一括してDiscordからアクセス可能とする機能だ。

統合ライブラリでは、SteamもUplayのゲームも一緒に扱える

 これもまた、ゲーマー目線にたつDiscordらしい、「また1つライブラリが増えてしまう」という煩わしさを和らげるための策といえるだろう。