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健康器具メーカーのタニタ社長。バーチャロンが好きすぎてツインスティック開発に乗り出す
2018年2月16日 09:57
健康器具メーカーのタニタが15日、「とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」に対応するツインスティックの開発プロジェクトを始動したと発表した。
バーチャロンは1995年にアーケード向けに第1作が発売されたロボット対戦ゲームで、以降、シリーズを通して熱狂的なファンに支持されている。その最新作となる、とある魔術の電脳戦機は、15日にPlayStation 4用に発売された。
バーチャロンはもともと、ツインスティックと呼ばれる2つの操縦桿を操作してプレイするスタイルとなっている。コンソール用にツインスティックコントローラがオプションで発売されたこともあるが、とある魔術の電脳戦機の開発を行なったセガゲームスの亙重郎氏によると、今回はさまざまな事情でコントローラの投入を断念したという。
そういったなか、タニタの谷田千里社長が、突如としてツインスティック開発プロジェクトの始動を発表した。谷田氏は、ゲーム業界という異業種への参入理由について、「ゲームで楽しく遊ぶことは健康につながる」としているが、氏が個人的にバーチャロンのファンということの方が大きいようだ。
セガゲームスとしてもこのプロジェクトに一定の協力を行なうが、亙氏は、部品をすべて1から開発しなければならず、かなりの時間とコストが掛かり、完成してもコアなファンを満足させる品質と、妥当な価格を実現するには、さまざまな障壁を乗り越える必要があるとしており、すぐ投入というわけにはいかなそうだ。
なお、谷田氏は今回の件をゲーム業界参入第1弾と呼んでおり、今後、ほかのゲーム関連製品の発表もあり得そうだ。