やじうまPC Watch

オハイオ州の囚人、刑務所内で自作したPCを使い詐欺を働く

※写真はイメージ

 米ABCニュースは12日(現地時間)、オハイオ州内の刑務所で囚人らが2台の「自作PC」を隠し持ち、刑務所内のネットワークに接続して虚偽の税申告による詐欺を試みたり、通行許可の偽造を行なっていたことを報じた。abcの記事で画像やVTRを視聴することができる。

 囚人らは、職業訓練でコンピュータのリサイクルを経験するため、PCパーツを入手する機会があったという。また、刑務所の管理体制の甘さもあり、床を剥がしてコンピュータを隠し持っていたことや、通路に数カ所の検問があるにもかかわらず、約350mほどもパーツを隠し持って移動することを許してしまったという。

 隠し持っていたコンピュータは刑務所のネットワークに接続されており、出勤していない職員のインターネット使用が確認されたことから発覚した。少なくとも5人の囚人がこの事件に関与している事が判明しており、他の囚人の個人情報を盗み、クレジットカードを申請して虚偽申告による詐欺を試みたり、セキュリティパスを偽造を行なっていたことが報じられた。

 刑務所はネットワークに不正な機器が接続されていないことを確認し、関与した囚人らは別の刑務所に移送されたという。