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空気を読むGoogleのAI気球、特定の場所に何週間も滞在
2016年9月26日 16:09
Googleが進めている、気球を通じてインターネット接続を提供するという「Project Loon」だが、AIを用いることで、ペルー上空に気球を98日間も留めておくことに成功した。
太陽光とヘリウムガスを動力源にしているこの気球は以前までは、予想外の天候の変化等に対応できていなかった。しかし、数百万kmを超えるテスト飛行の結果、気流の流れを読むAIを開発した。LoonはこのAIを搭載し、98日の間に20,000回以上の高度の調整を行ない、気流に乗ることで同じ場所に滞在することができるようになった。
また、AIを用いることで将来的にインターネット接続を配信することになった時に、より大きな範囲をカバーすることができるようになるという。