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Windows Updateが勝手に再起動して作業がパーになる……のを防げるAnniversary Updateの新機能

 先日配布が始まったWindows 10 Anniversary Updateでは、使い勝手の改善も多く含まれている。この中でユニークな機能の1つが、Windows Updateによる自動再起動を抑制する機能だ。

 Anniversary Update以降でスタートメニュー→設定→更新とセキュリティ→Windows Updateを辿って行くと、「アクティブ時間の変更」という設定項目が増えているのにお気づきだろうか。デフォルトでは、8時~17時がセットされていた。

 説明によると、このアクティブ時間とは、ユーザーが作業していると想定している時間帯のことで、ここで設定した時間内は、Windows Updateによってインストールされた更新プログラムが再起動を必要とするものであったとしても、自動再起動を行なわないものとしている。

 また、再起動を試みる前に、ユーザーがこのデバイスを使用しているかどうかを確認するとしており、少なくとも作業中Windows Updateによる自動再起動は避けるようになっていると見られる。

 ネット上では「作業途中、保存をせずに食事に出かけ、戻ってきたらWindows Updateによって自動再起動されそれまでの作業が台無しになった」という声をよく聞くが、自分のライフスタイルに合わせてこの項目を設定しておけば大丈夫だろう。

 ただし、設定できる時間は最大12時間までとなっており、“12時間以上ぶっ通しで作業してそのまま寝落ちした”パターンには対応できないと思われるので、(本項目があるかどうかとは関係なく習慣的にやるべきだが)くれぐれも作業途中はこまめに保存するよう心がけて欲しい。