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広島 TEAM iXAとZETA DIVISION Geeklyがプレイオフ進出確定!SFL2025 Division F第9節
2025年11月19日 13:26
11月18日、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025(以下、SFL2025)」のDivision F 第9節が行なわれた。Division Fについても熾烈なトップ争いを展開するREJECTと広島 TEAM iXA、そして残るプレイオフの最後の1枠を争う3位以下のチームによる激闘が本日の注目ポイントだ。
本稿ではSFL2025 Division F第9節の全試合の模様をダイジェストで紹介するとともに、各MATCHそれぞれのMVP選手へのオンラインでのインタビューの模様を紹介する。なお、以下の記事内では選手の敬称は略して記載している。
SFL2025全試合はYouTubeにてライブ配信を行なっているほか、アーカイブも公開されているので、試合内容の詳細などについてはこちらも確認してみてほしい。
あでりいがダルシム戦を粘り勝ち!広島 TEAM iXAがVARRELに勝利してプレイオフ進出確定
MATCH1はホームがVARREL、アウェイが広島 TEAM iXAの1戦。アウェイ側、広島 TEAM iXAのオーダーは先鋒がACQUAのブランカ、中堅があきらのキャミィ、大将はあでりいのエド、リザーブはひびきのリリー。対するホーム側、VARRELのオーダーは、先鋒が水派の舞、中堅はマゴのジュリ、大将はYHC-餅のダルシム、リザーブはtsとなった。
先鋒戦、水派の舞とACQUAのブランカの1戦。序盤から水派の舞の攻めが通る展開が続き、水派が2-0で一気に勝ち切った。続く中堅戦、あきらのキャミィとマゴのジュリの1戦は、試合開始直後にいきなりインパクトを放つあきらに対してインパクト返しを見せるマゴだったが、試合は2セットともギリギリのところであきらのキャミィが攻め切って2-0での勝利となった。
大将戦はあでりいのエドとYHC-餅のダルシムの1戦で、序盤はYHC-餅のダルシムがあでりいのエドを圧倒して2連勝で追い詰めたところで、広島 TEAM iXA側がインターバル。続く3セットもYHC-餅のダルシムがラウンドを先行してリーチを掛けるが、次のラウンドはあでりいのエドが反撃を開始し、そのままこのセットを取り返す。
ここでVARRELがインターバル。そして迎えた4セットもYHC-餅のダルシムがラウンドを取っても攻め切れず、そこをあでりいのエドが踏ん張るギリギリの攻防から勝利し、そのまま最終セットまでもつれ込む。最終セットはドンピシャタイミングの飛びや冷静かつ慎重なあでりいのエドの攻防が見事で、YHC-餅の反撃を許さず、ここを勝利。終わってみればあでりいのエドが3-2でYHC-餅のダルシムを撃破、大将戦に勝利する結果となった。試合結果としては、広島 TEAM iXAが30-10でVARRELに勝利した。
MVPには、広島 TEAM iXAのあきらが選出された。中堅戦で見事にマゴに勝利してMVPとなった感想を聞かれると「色々とラッキーでした。自分もミスしてしまった部分もあり、マゴさんもミスしていたけど、こういう試合で勝ち切るのも大事だと考えていて、泥仕合でこうして無事に勝利できたのは自信につながった。一方でミスが多かった点は反省につなげて次回に生かしたい」とコメント。
チームのオーダーについて可能な範囲で伺うと、基本的には予想通りのオーダーになったが、昨日までは一部で未確定の部分もあり、そこはちょっとだけ想定外の部分だったという。またACQUAが負けてしまった点については、プレイオフでも舞との試合はあるので、チーム全員で対策していきたいとした。
マゴとの試合において、開始早々にインパクトを放った点について指摘されると、あきらは「あのインパクトには色んな意味合いがあって、まぁとりあえず1発撃っておくかという意味もあったし、マゴさんにインパクトを意識してもらうために早々に撃つ意味合いもあった。インパクトを意識しすぎるとほかの行動がおろそかになるので、その辺を狙う意図もあった」と説明してくれた。
開始早々のインパクトについては、チームメンバーたちからも、あれは流石に返されるよ、と指摘されたと笑って話をしていたあきらだったが、マゴのインパクト返しが最終フレームギリギリで返していたので、あと1フレーム遅ければ返せないギリギリのタイミングだったのでとても惜しかったと語った。
第9節で順位争いなどもある大事な試合だったので、緊張の度合いについて聞かれると、あきらは緊張していないと自認していたが、話をしている時にめちゃくちゃ噛んでいたのでそこで自分が緊張してたと自覚したという。ただ、緊張してることを意識して試合に挑むのと緊張しない状態で挑むのとでは試合への取り組み方が異なるため、試合前の段階で緊張を自覚できたのは大きいと語った。
あきらなりの緊張への対処としては、緊張している時ほどよくしゃべるようにしているという。現在は試合中もほかのメンバーたちと一緒に通話をしながらやっているので、そこで色々話して緊張をほぐしているとした。
また、あきらがボリューミーな唐揚げ弁当を食べている写真をXに上げていた点を指摘されると、当初は糖質オフの健康的な食事にしようと思っていたが、急遽ボリューミーな唐揚げが食べたくなったとコメント。あきらが現在試合前に決めていることが1個あり、それはゲーム以外のことでストレスを掛けないことだという。そのため、食事についてもストレスにならないように試合前は食べたいものを食べるようにしているとした。
最後に次回最終節、ZETA DIVISION Geeklyとの対戦についての意気込みについて聞かれると「ZETA DIVISION Geeklyとの直接対決は大事な1戦になる。もちろんREJECTの結果次第の面もあるが、勝てば直接1位、2位を掴めるチャンスがあるというのは熱い試合なので、ここは勝ちたい。ぶいすぽでも話したが、リーグ開始前、自分たちはプレイオフに残る筆頭ではなかったが、現在このトップ争いをする位置に付けていられるというのは、広島 TEAM iXAファンにとってSFL自体がすごく楽しい催しになっているということなので、引き続き応援宜しくお願いします」としてインタビューを締めくくった。
ウメハラが大将戦でSFL2025初勝利!REJECTがDetonatioN FocusMeを撃破し、トップを維持
MATCH2はホームがREJECT、アウェイがDetonatioN FocusMeの1戦。アウェイ側、DetonatioN FocusMeのオーダーは先鋒がナウマンの舞、中堅は竹内ジョンのジェイミー、大将はGO1の春麗、リザーブは板橋ザンギエフのマリーザとなった。対するホーム側、REJECTは先鋒がときどのケン、中堅がふ~どのエド、大将がウメハラの豪鬼、リザーブはLeSharとなった。
先鋒戦はときどのケンとナウマンの舞の1戦で、ここはときどのケンが常に圧倒し、ナウマンの舞を2-0で撃破した。続く中堅戦、ふ~どのエドと竹内ジョンのジェイミーの1戦は、竹内ジョンのジェイミーの動きがよく、最後はここまで使わず温存していたコマ投げ発動でリーサルを決めてふ~ど相手に2-0で勝利した。
大将戦はウメハラの豪鬼とGO1の春麗の1戦。常にGO1を圧倒する立ち回りを見せ、3-1でウメハラの豪鬼が大将戦に勝利した。なお、ウメハラはこれがSFL2025での初勝利となる。試合はREJECTが30-10でDetonatioN FocusMeに勝利する結果となった。
MATCH2のMVPはREJECTのウメハラが選ばれた。感想を聞かれると「始まる前はリーグも終盤になってきて、1試合1試合の重要性が目に見える形で分かるようになってきていたところ。自分がまだチームで1勝も挙げられていなかったので、試合前は緊張するかな、と思っていたら意外と緊張せず冷静に試合できた」と勝利の喜びを語った。
チームのオーダーについて可能な範囲で伺うと、竹内ジョンのジェイミーにはチームの誰も自信がなかったので、そこはふ~どにお願いし、ナウマンの舞についてはときどが舞戦得意ということでまかせたという。
GO1に対してはウメハラがいくかLeSharのどちらかだったが、春麗戦はウメハラの方に自信があり、LeSharはちょっと自信がない様子だったので、今回はウメハラが挑むことになったとした。
多くのファンが望んでいたウメハラの初勝利についてコメントを求められると、「嬉しい半分、ホッとした半分、次以降のオーダーで変な要素(練習やランクマなどでは調子がよさそうだが試合では勝てないのでは?とチームメンバーが考える可能性)を考えなくて済むのはチーム側にとってはメリットになる」と独自の視点でコメント。
また、ここまでなかなか勝てていなかった、自身の惜しい部分を埋めるための取り組みについては、全体的に調子がいいな、自信があるなと感じている時に、ついやる気が空回りしてしまっていたことに気が付いたので、実力が反映されやすい形で試合に挑もうと思ってプレイしたと語った。
春麗戦が得意という発言について詳しく聞いてみたところ、春麗は飛び道具に困るキャラクターなので、弾抜けをしたい場合は、相手との距離を開けてラインを下げる必要がある。立ち回りにおいては、それがこちらにとってプラスに働く場面が多いという。
現在、REJECTはチームメンバーが原則、全員集まって試合をしているが、ウメハラ自身はみんなで集まってやるのと1人でやるのとではどちらがいいかと聞かれると、本来はこれまでの経験もあるので1人でプレイする方が集中できそうだと語る。だが、プレイオフはみんなが集まってやる環境での試合になるので、リーグ本節のうちからその環境に慣れておきたいという思いもあり、集まってプレイしているとコメント。プレイオフなどリーグの先のことまで考えての行動だったことを明かした。
なお、ときどはヘッドセット越しにオフラインでのアドバイスを聞きながら試合すると語っていたが、ウメハラは集中したいので、試合中のアドバイスはあまり聞かず、インターバルで多めに聞くようにしていると教えてくれた。
古くからゲームセンターでプレイしてきたウメハラにとってのチーム戦についての考えを聞くと、格闘ゲームは本来個人で戦うゲームだが、SFLについては個人で戦うよりもみんなで協力したり情報共有しあうチームじゃないと勝てないと感じているとしており、これまでのSFLでの経験や現在のREJECTでの環境などからSFLへの理解度の深さを感じられた。
ほかのキャラクターの利用についていろいろと聞いてみた。まずはときどJPの件について触れるとこれについては、恐ろしいことになると思いますのでご期待くださいと嬉しそうにコメント。また、ウメハラ自身がリュウを使うと発言していた点について聞いてみると、「SFLは期間中にキャラクターを変更するのがすごく難しいので、まぁREJECTくらい強いチームならそういう運用もできると思うが、今の段階では変えずに豪鬼で試合に出る」としており、今後はリュウへの変更の可能性も匂わせる含みのあるコメントとなった。
最後に最終節、FUKUSHIMA IBUSHIGIN戦への意気込みについて聞くと「本当に最後まで気を抜かずにここまできたので、このまま1位抜けでいきたいので引き続き応援をよろしくお願いします」としてインタビューを締めくくった。
ひぐちが初の大将戦で大勝利!ZETA DIVISION Geeklyもプレイオフ進出が確定!
MATCH3はホームがZETA DIVISION Geekly、アウェイがFUKUSHIMA IBUSHIGINの1戦。アウェイ側、FUKUSHIMA IBUSHIGINのオーダーは、先鋒が2BASSAのジュリ、中堅は鶏めしのダルシム、大将がヤナイのベガ、リザーブはジョニィのマリーザ。対するホーム側、ZETA DIVISION Geeklyは、先鋒がももちのエド、中堅がひかるのブランカ、大将はひぐちのガイル、リザーブはヤマグチとなった。
先鋒戦、ももちのエドと2BASSAのジュリの1戦。ももちのエドが1セットを先制。続く2セットを2BASSAが取り返すも、最終3セットは緩急をつけた攻めなど、巧みな攻めでももちのエドがきっちり抑えて2-1で勝利した。続く中堅戦、ひかるのブランカと鶏めしのダルシムの1戦は、鶏めしのダルシムによる見事な立ち回りに、ひかるが一切チャンスを作れないまま、終始鶏めしペースで試合が展開し、2-0で勝利となった。
大将戦、ひぐちのガイルとヤナイのベガの1戦。1セットはひぐちのガイルが先制したところでFUKUSHIMA IBUSHIGINがインターバル。続く2セットはひぐちの動きに対応したヤナイのベガが取り返し1-1に追いつくも、続く3セットは再度ひぐちのガイルが攻め勝ち、2-1でリーチをかける。ところが4セット目はヤナイのベガが画面端にひぐちのガイルを追い詰めての猛攻を見せて、さらに追いつく激闘が続く。
そして迎えた最終セットは、ひぐちのガイルの攻めがうまく通り、そのままラウンド連取でひぐちのガイルが3-2で大将戦を勝利!ひぐちはSFL2025にて、全試合に出場しており、今回が初の大将戦出場だったが、見事に勝利を飾ることとなった。
大将戦の勝利により、ZETA DIVISION Geeklyが30-10でFUKUSHIMA IBUSHIGINに勝利する結果となり、この勝利でZETA DIVISION Geeklyのプレイオフ進出も確定となった。
MATCH3のMVPにはZETA DIVISION Geeklyのひぐちが選出された。見事に大将戦で勝利した感想を聞かれると「今期初めての大将だった。これまでももちさんやひかるくんに任せていたので、そういう緊張もありつつ、自分の中ではベガ戦の手応えはあったので、自信を持って挑めた」とコメント。
プレイオフを自分の手で決めた気持ちを聞かれると、「当初強いといわれていたZETA DIVISION Geeklyが色々あって苦戦することになって、無事にプレイオフ進出できたのは本当にうれしい。これまでひかるくんやももちさんに頼っていたので、今回、自分で自信を持って出ると言って大事な1戦で結果が出せたのがよかった。ずっとチームメンバーたちと一緒に練習していて、そこで会話もたくさんしたことで関係性もよくなっていたところだったので、こういう形で結果が出せたのがうれしい」とした。
ベガ戦における読み合いの難しさなどについて聞かれると、ベガの空中軌道変化については、読み合いにさせないように動いたり、相手にリスクを背負わせるような動き方などを意識してプレイしているという。一方でベガの弾抜け行動に関してはやられてもいいと割り切りで考えて動いていると語った。
チームメンバー全員で集まって試合する場合と、1人で試合を行なう場合はどちらが得意かを尋ねると、どちらでもいけるが、みんなで集まってやった方が、アドバイスもすぐに聞こえるし、勝率も上がる、みんなで熱量を持って挑めるので、気合いも入ってモチベーションも高まるなど、メリットが大きいと強調。また、先ほども触れていた、普段の練習をみんなで集まってやっている時の、仲間との何気ない会話に大きな意味があるほか、リプレイを一緒に見たり、一緒にうまくなっていくことができるので、結果的に、オンラインで1人でやるよりも、ほかの3人の練習風景をみることで、勉強になることも多く、この辺りはチーム戦のよさだと感じているとし、改めてコミュニケーションの重要性を説いた。
最終節、広島 TEAM iXA戦への意気込みとファンへの一言としては「プレイオフの相手は広島TEAM iXAとREJECTになるので、そこを見据えながら、今日から最終節、さらに12月14日(プレイオフ当日)まで駆け抜けられたらいいと思うので、引き続き応援よろしくお願いします」としてインタビューを締めくくった。
ZETA DIVISION Geeklyがプレイオフ進出決定!
以上、SFL2025 Division Fの第9節の試合の模様を紹介するとともに、MVPインタビューの様子を紹介した。なお、冒頭でも触れたが、試合内容の詳細や配信でのインタビュー内容については、YouTubeのアーカイブをぜひチェックしてみてほしい。
今日の結果を以って、Division Fはプレイオフ進出の上位3チームが確定した。もし現在4位のDetonatioN FocusMeが最終節で40ポイントを稼いだとしても、現在3位のZETA DIVISION Geeklyに届かないからだ。そのため、DetonatioN FocusMeおよび5位のVARREL、6位のFUKUSHIMA IBUSHIGINの3チームについては、残念ながらSFL2025におけるプレイオフ進出はなくなってしまった。
なお、プレイオフが確定した上位3チームだが、順位についてはまだ確定していない。特にZETA DIVISION Geeklyと広島 TEAM iXAの直接対決が最終節に残ったのはこれも運命かと感じさせられる。ただし、ZETA DIVISION Geeklyがポイントで広島 TEAM iXAを上回るためには、最低でも40-0は必須。しかも全試合において完封勝利を決めた場合に限り、BATTLE得失点差が並ぶため、こうなれば後はROUND得失点差となり、3試合のラウンド獲得数が一定以上稼げればようやく上回ることが可能となっている。
広島 TEAM iXAがトップになれるかどうかはREJECTとFUKUSHIMA IBUSHIGINとの試合結果次第となり、ここでREJECTがポイントを稼げず、広島 TEAM iXAがポイントを稼げばトップは入れ替わる可能性があるため、これら3チームの試合の動向が最終節における注目のポイントといえる。
©CAPCOM


































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