イベントレポート
バッファロー、11ac対応無線LANルーター新モデルを発表
～11ac対応のトラベルルーターも
（2014/1/9 14:39）
- 会期：1月7日～10日(現地時間)
- 会場：Las Vegas Convention and World Trade Center(LVCC)、LVH、The Venetian
バッファローの米国法人Buffalo Americaは、IEEE 802.11ac対応無線LANルーターの新モデルを発表し、CESで展示を行なった。
IEEE 802.11ac対応の無線LANルーターは、全部で3機種発表された。まず、最上位モデルとなる「AirStation Extreme AC 1900 Gigabit Dual Band Wireless Router WXR-1900DHP」。従来モデルとなる「WZR-1750DHP2」と比べ、本体デザインを一新。薄型化され、カラーもホワイトとなったことで、印象が大きく変わっている。
通信速度は、5GHz帯は従来同様1,300Mbpsに対応し、新たに2.4GHz帯で最大600Mbps通信に対応する。また、1GHzのデュアルコアプロセッサを搭載することで、処理速度が高まり、性能を最大限に引き出せるとしている。
機能面は従来モデルと大きく変わっておらず、LAN側はGigabit Ethernetに対応し、USB 3.0ポートに外付けHDDを接続して簡易NASとして利用可能。Advanced QoSなどの機能も受け継がれている。北米では2014年第2四半期の発売で、価格は199.99ドルを予定している。
次に、廉価モデルとなる「AirStation AC 1200 Dual Band Wireless Router WHR-1166D」。5GHz帯で866Mbps対応の既存モデル「WHR-1166DHP2」よりもさらに下位に位置付けられる製品。通信速度は、5GHz帯が866Mbps、2.4GHz帯が300MbpsとWHR-1166DHP2と同じだが、LAN側ポートが100BASE-TXとなっていたり、Advanced QoSに対応しないなど、機能が省かれている。また、本体デザインは従来モデルを踏襲しているが、かなり小型化されており、置き場所の自由度も高くなっている。北米での発売時期は2014年第2四半期で、価格は89.99ドルとかなり安価となっている。
最後に、超小型のトラベルルーター「AirStation AC433 Wireless Travel Router WMR-433」。手のひらにすっぽり収まる超小型サイズながら、5GHz帯と2.4GHz帯のデュアルバンド対応で、IEEE 802.11acもサポート。旅行先のホテルなどの有線LANを簡単に無線化できるだけでなく、5GHz帯を利用して快適な通信環境を実現できる。
通信速度は5GHz帯が最大433Mbps、2.4GHz帯が最大150Mbps。USB給電で動作するため、別途ACアダプタなども不要。こちらも北米では2014年第2四半期の発売を予定しており、価格は59.99ドル。
これら11ac対応無線LAN製品3製品は、日本での発売も予定しており、北米よりも早い時期に発売される可能性が高いそうだ。
