イベントレポート

Intel、Wildcat Lakeとみられる廉価版Panther LakeをCoreシリーズ3としてひそかに電撃発表

いきなり登場したCoreシリーズ3

 米Intelは1月5日(現地時間)、Panther LakeことCore Ultraシリーズ3を正式発表した。このリリースの中では一言も触れていないが、「Supplemental Data Deep Dive」と書かれた文書の中で、「Coreシリーズ3」という製品が明らかとなった。

 なんの前触れもなく突如登場したCoreシリーズ3だが、説明によれば、Pコア(Cougar Point)が2コア、LPEコア(Darkmont)が4コアで、Xe3 GPUが2Xeコア、Thunderbolt 4が2ポート、PCI Express 4.0が6レーン、といったスペックになっている。

 パッケージはPanther Lakeよりも小さくなっており、明らかに別パッケージだと分かる。記者会見後の質疑応答の中で確認したところ、このCoreシリーズ3は、「Panther Lakeで利用している技術要素を応用したものだが、別パッケージ」という回答が得られた。

 従来のCoreシリーズ1、Coreシリーズ2はいずれもRaptor Lakeのリフレッシュ版で、以前のダイデザインを使い回したものだった。一方、今回はPanther Lakeの廉価版で新しいダイが利用されている。パッケージは違うがCPUやGPU、NPUなどの基本アーキテクチャはPanther Lakeと共通ということがポイントだ。

 Intelはハッキリとこの製品のコードネームを明言しなかったのだが、Panther Lakeの廉価版を「Wildcat Lake」として開発してきたことが知られており、今回それがサイレント発表されたと考えることができる。

 現状多くの製品でCoreシリーズ1、Coreシリーズ2などが採用されており、それがPanther Lake廉価版のWildcat Lakeになることは、Raptor LakeがNPUなしだったことを考えると、廉価版でもAI PCの普及に弾みがかかることになるだろう。

 なお、現時点ではIntelはCoreシリーズ3のSKUなどは明らかにしておらず、今後何らかの形で発表されることになるだろう。