イベントレポート

Lexar、3,500MB/sのハイエンドSSDを年内投入。2242対応モデルも

NM700

 中国Longsys傘下のLexarは、COMPUTEX TAIPEI 2019に合わせてホテルの一室でプライベートブースを設け、製品を一同に展示している。

 このなかで新製品となるのが、「NM700」と呼ばれるM.2接続のSSDだ。同社は「NM600」というM.2 SSDを投入しており、最大リード速度は2,100MB/s、同ライト速度は1,600MB/sだった。NM700ではそれぞれ3,500MB/s、2,500MB/sに向上している。また、NM600では容量が240GBと480GBの2ラインナップであったが、NM700は256GB、512GB、1TB、2TBの4モデルが用意される。

 ただし性能と容量向上に伴う発熱増はあるようで、このため放熱を補助するヒートシンクや銅製ステッカーなどを貼りつけた状態で出荷するとのことだ。製品投入は第3四半期を予定している。

 もう1つ、新製品でこはないものの、注目したい製品が「NM520」である。こちらもNM700などと同様M.2だが、2242のフォームファクタとなっており、小型デバイスに適している。近年、CHUWIの「MiniBook」のような、8型前後でM.2 2242スロットを備えたUMPCが登場しているが、NM520なら対応できる。

 こちらはリード1,650MB/s、ライト1,000MB/sとなっている。

 2019年5月現在、LexarのSSDは日本国内で広く販売されているわけではないが、SDカードやCFといったリムーバブルメディアで培ったブランド力を活かしながら、展開してもらいたいところだ。

NM520