イベントレポート

【TGS 2018】MSIブースでGeForce RTX 2080 Tiが展示中。ゲーミングベースのクリエイター向けノートも参考出品

MSIのブース

 本日(9月20日)より千葉県の幕張メッセにて、「東京ゲームショウ 2018」が開催された。21日までは業界関係者やメディア向けのビジネスデイとなり、一般来場者向けの開催日は23日から24日までとなる。

 ここでは東京ゲームショウに出展しているPC関連メーカーとして、MSIのブースの内容をお伝えしたい。

3連ファンのGeForce RTX 2080 Tiが展示

GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO

 NVIDIAのハイエンドGPUであるGeForce RTX 2080 Ti搭載製品の発売が9月27日にずらされたことは周知のとおりだが(GeForce RTX 2080 Tiの一般発売が1週間後ろ倒し参照)、MSIでは会場にて同GPU搭載カードの「GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」をいち早く展示していた。

 ブラケット側から順に9cm、10cm、10cmの合計3基のファンを搭載する製品で、GPU温度が56℃に達したさいに10cmファンが回転しはじめ、9cmファンは60℃になると回転する仕組みが取り入れられており、これまでの3連ファン製品と異なり、小径のファンが真んなかから端に移動しているといった違いも見て取れる。電源はPCI Express8ピン×2+6ピン×1という構成だった。

写真ではわかりにくいが、ファンの下のヒートシンクの形状が波打ったようなデザインに変わり、冷却能力が向上しているという。
X399チップセット搭載マザーボード「MEG X399 CREATION」と一緒に展示されており、RGB LEDイルミネーションが実演されていた

ゲーミングノートをベースに開発されたビジネス/クリエイター向けノート

 MSIは今回の東京ゲームショウで10月中旬発売予定のビジネス/クリエイター向けノートPCを2機種を展示していた。両製品とも既存のゲーミングノートをベースに設計されているが、本体色がシルバーになっていることに加え、指紋認証センサーをタッチパッド部分に実装しているといった違いがある。

P65 Creator

P65 Creator

 「P65 Creator」は、ゲーミングノートのGS65 Stealth Thinの筐体をベースに開発された15.6型ノートとなっており、Max-QデザインのGeForce GTX 1070または同1060を搭載する。

 展示機ではCPUに第8世代のCore i7-8750H、GeForce GTX 1060 Max-Q、メモリ16GB(8GB×2)、SSD 512GBといった構成を採用。ディスプレイの解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)で、画面占有率82%の狭額縁設計となる。バッテリ駆動時間は最大8時間。予定価格は250,000円前後とのこと。

P65 CreatorのベースとなっているGS65 Stealth Thin

PS42 Modern 8RC

PS42 Modern 8RC

 「PS42 Modern 8RC」は、第8世代の4コアCPUであるCore i7-8550Uと、Max-QデザインのGeForce GTX 1050を搭載しながら、厚み15.9mm、重量1.19kgを実現した13.3型のノートPC。

 展示機はメモリが8GB、SSD 512GB、フルHD液晶ディスプレイを採用し、バッテリ駆動時間は最大9時間。予定価格は160,000円前後となっていた。

MSI初の平面ディスプレイ

Oculux NXG251R

 MSIはこれまで曲面タイプのゲーミングディスプレイを展開しているが、今回同社初のフラットな24.5型液晶ディスプレイ「Oculux NXG251R」参考出品。2019年初頭発売予定という。

 解像度はフルHDで240Hzの高速リフレッシュレートや1msの応答速度、G-SYNCをサポートしているのが特徴。また、イルミネーション機能のMystic Lightに対応しており、同社のマザーボード製品などとRGB LEDの同期を行なうことができる。映像入力端子にはDisplayPort、HDMIがそれぞれ1基ずつ実装されている。