イベントレポート
実機で見るLenovo初のSnapdragon搭載Windows 10タブレット「Miix 630」
2018年1月10日 00:00
Lenovoは1月8日(現地時間)、QualcommのSoC、Snapdragon 835を搭載するWindows 10デバイス「Miix 630」を正式に発表した。製品のスペックなどは関連記事を参照いただくとして、本稿ではMiix 360の実機写真を紹介する。
Miix 630は、見た目は非常にオーソドックスなWindowsタブレットだ。カラーはブラックで、本体は直線的かつ平面なデザインとなっており、タブレットとして王道のデザインと言える。
また、今回試用した範囲内では、動作も十分に快適で、言われなければSnapdragon 835で動作しているとは感じなかった。非常に短時間しか試用できず、アプリの利用もほとんど試せなかったが、少なくともAtom搭載のWindowsタブレットに比べると快適に利用できるという印象だった。
ディスプレイは、1,920×1,280ドットの12.3型液晶を採用。光沢パネルのため、映り込みはやや気になる印象だったが、表示品質は申し分ないと感じた。また、タッチ操作はもちろん、製品に添付されるスタイラスペン「Lenovo Pen」を利用したペン入力も非常に軽快だ。
付属のキーボードカバーは、本体背面を覆う形状となっており、背面側が中央から折れ曲がり、スタンドとしても機能するようになっている。スタンドの角度は無段階に調節できるため、角度を自在に調節可能で、利便性はなかなか優れる。
また、キーボードはアイソレーションタイプ。キーピッチは十分ゆったりしており、タッチタイプも問題ない。ThinkPadシリーズではないため、スティック型ポインティングデバイスのトラックポイントは用意されず、カバー型のため剛性はやや弱いが、全体的な使用感はまずまずだ。
ただし、重量は本体が770g、キーボードカバー装着時が約1.33kgと、やや重い点は少々気になる部分。実際に手にすると、どうしてもずっしりと感じてしまう。できれば、もう少し軽さも追求してもらいたかったようにも思う。
ちなみに、Miix 630ではOSとしてWindows 10 Sがプリインストールされるが、試用機にはWindows 10 Proがインストールされていた。なお、Miix 630ではMicrosoft StoreからWindows 10 Proへの無償アップグレードも可能となっている。