イベントレポート

LG、15型タッチ液晶搭載で1,097gの超軽量ノート「gram」新モデル

~最長19時間の長時間駆動が可能

LG gram新モデル「15Z980」

 LG Electronicsは、CES 2018開幕に先駈けて開催されたイベント「CES Unvailed」において、超軽量クラムシェルノートPC「gram」シリーズの新モデルを展示した。

 展示されたのは、15型液晶搭載の「15Z980」。ディスプレイは表示解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)となるのは従来同様だが、セルにタッチセンサーを内蔵する「In Cell Touch」方式の液晶パネルを採用することで、タッチ対応させつつ、重量は約1097.7gと、従来モデル(1,090g)からわずかな重量増で済ませている。

 本体サイズも約355.6×225.8×16.8mm(幅×奥行き×高さ)と、高さは同じながら、幅と奥行きがわずかに小さくなっている。

ディスプレイはフルHD表示対応の15.6型液晶。In Cell Touchパネルの採用により、タッチ操作に対応している
天板。素材はマグネシウム合金を採用し、米国国防総省調達基準「MIL-STD-810G」準拠の7種類の堅牢性テストをクリアしている

 また、この軽さで72Whの大容量バッテリを搭載しており、最長19時間のバッテリ駆動も実現しているという。ほとんど重量を犠牲にすることなく、タッチ対応や筐体の小型化、さらなる長時間駆動を実現したことで、魅力が高まっている。

本体正面
左側面。高さは従来モデル同様の16.8mm
背面
右側面
底面。フットプリントは355.6×225.8mm(幅×奥行き)

 筐体の堅牢性も向上。筐体素材は従来同様マグネシウム合金を採用しているが、新gramシリーズでは、米国国防総省調達基準「MIL-STD-810G」準拠の7種類の堅牢性テストをクリアしており、従来以上に安心して携帯できそうだ。

 CPUには第8世代Core i5またはCore i7を採用しており、4コア8スレッド処理に対応することで、処理能力が向上。メモリは最大16GB搭載可能。またSSDはM.2 SSDを2基搭載可能となっており、展示機では512GB SSDが2基搭載されていた。

 キーボードはアイソレーションタイプで、配列やテンキーを備える点などは従来モデルと変わっていない。なお、展示機では指紋認証センサーを搭載していなかったが、ラインナップによっては指紋認証センサーを搭載するという。

 側面ポートは、左側面に電源コネクタとUSB 3.0×1、HDMI、Thunderbolt 3/USB Type-C共用ポート、右側面にmicroSDカードスロット、オーディオジャック、USB 3.0×2を備えている。

 発売時期は、米国では2018年2月を予定しており、価格は未定。日本での発売については不明とのこと。なお、新gramには、13.3型ディスプレイ搭載モデルと14型ディスプレイ搭載モデルもラインナップされている。CES Unvailedでは展示されていなかったので、そちらはCES 2018開幕後に取材する予定だ。

キーボードは従来同様のアイソレーションタイプで、テンキーも備える
左側面には、電源ポート、USB 3.0×1、HDMI、Thunderbolt 3/USB Type-C共用ポートを用意
右側面には、microSDカードスロット、オーディオジャック、USB 3.0×2を用意
CPUは第8世代Core i5またはi7を搭載し、メモリは最大16GB。M.2 SSDを最大2台まで搭載できる
今回展示されていた15.6型モデル意外に、13.3型モデル、14型モデルもラインナップ