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LGの超軽量ノート「gram」に13.3型/840gの新モデル

~15.6型はバッテリ駆動時間が2倍に

13.3型モデルの「LG gram」

 LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は7日、軽量モバイルノートPC「LG gram」のKaby Lake搭載モデルを発表した。3月10日に発売予定で、価格はオープンプライス。

 国内では前モデルとして15.6型のみを展開していたが、今回これに加えて14型と13.3型をラインナップに追加。重量は順に約1,090g、約970g、約840gとなっている。

 15.6型のみCore i7モデルとCore i5モデルの2機種を用意し、全部で3サイズ4機種を販売する。税別店頭予想価格は15.6型のCore i7モデルが220,000円前後、Core i5モデルが180,000円前後、14型が170,000円前後、13.3型は120,000円前後となる。

 なお、1月のCES 2017開幕前に開催されたCES UnveiledにてKaby Lake版LG gramが展示されていたが、こちらにあったシルバーは今回用意されず、国内ではホワイトモデルのみでの展開となる。また、キーボードのレイアウトも英語配列で、日本語配列は用意されていない。

15.6型モデル
14型モデル
13.3型モデル

 4機種の主な仕様は下表の通り。

15Z970-GA77J(15.6型)15Z970-GA55J(15.6型)14Z970-GA55J(14型)13Z970-ER33J(13.3型)
CPUCore i7-7500U(2.7GHz)Core i5-7200U(2.5GHz)Core i3-7100U(2.4GHz)
GPUIntel HD Graphics 630
メモリDDR4-2133 8GBDDR4-2133 4GB
ストレージSATA SSD 512GBSATA SSD 256GBSATA SSD 180GB
光学ドライブ-
ディスプレイ15.6型光沢IPS液晶14型光沢IPS液晶13.3型光沢IPS液晶
解像度1,920×1,080ドット
OSWindows 10 Home
バッテリ駆動時間約15時間約17時間約10時間
USBUSB 3.0×3(1基は Type-C)、USB 2.0
カードリーダmicroSDカードスロット
映像出力HDMI(最大4K@24Hz)、USB Type-C(最大4K@60Hz)
無線通信IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.1
有線LANEthernet(USB Type-C RJ45変換コネクタ利用)
WebカメラHD(720p)
その他ステレオスピーカー、音声入出力
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)約357.6×228.4×16.8mm約323.4×211.8×16.5mm約305.9×211.8×15.5mm
重量約1,090g約970g約840g
税別店頭予想価格220,000円前後180,000円前後170,000円前後120,000円前後

15.6型は重量増だがバッテリ駆動時間が2倍に

 前世代の15.6型は重量が980gと1kgを切っていたが、今回のモデルでは1,090gと110g分増加している。これはバッテリの増量を図ったためで、バッテリ駆動時間は2倍の約15時間に伸びている。

 バッテリには60Whの大容量バッテリが用いられており、新しく導電性に優れたカーボンナノチューブを採用。従来よりも電力効率が上がっているという。また、1時間の充電で約7時間、20分の充電で約2時間の駆動を可能にする急速充電に対応する。

 前モデルに対して、冷却ファンとヒートシンクを大型化したことも特徴で、冷却ファンは約1.4倍、ヒートシンクは約2.4倍大きくなり、冷却効率が向上。ファンにはLCP(Liquid Crystal Polymer: 液晶ポリマー)ファンブレードが使われており、通常のファンと同じ風量でもより低騒音としている。これにより、静音性も高まっており、専用ユーティリティのLG Control Centerを使えば、より静かなサイレントモードで動作させることもできる。

 ホワイトモデルは一見するとプラスチック筐体のように見えるが、材質は従来と同じくマグネシウム合金を採用したフルメタル筐体で、軽量さと堅牢性を両立させている。

 全モデルとも液晶は全てIPSタイプで、解像度も同じフルHD(1,920×1,080ドット)を採用。狭額縁のスーパースリムベゼルにより、液晶の大型化と筐体のサイズ抑制にも一役買っている。

 インターフェイスには、本体への充電も兼ねたUSB 3.0 Type-CポートがDisplayPort Alternate Modeをサポート。4K(3,840×2,160ドット)@60Hzで外部に出力できる。このほかにもUSB 3.0×2、USB 2.0、HDMI、microSDカードスロットなどを装備。構成は全機種共通となっている。

 使い勝手を高める機能として14型と13.3型モデルには、液晶のブルーライトを抑制して目への負担を減らす、長時間作業用の「リーダーモード」と、明るい場所で輝度とコントラストを最適にする「デイライトモード」を搭載。

 このほか、全機種で3段階のキーボードバックライト、サラウンド機能のDTX Headphone:Xなどを備えている。


 以下、実機写真を掲載している。

15型
Core i7モデル
左側面
右側面
キーボードレイアウト
こちらはCore i5モデル
14型
左側面
右側面
背面
キーボードレイアウト
13.3型
左側面
右側面
背面
底面
内部の冷却機構と60Whのバッテリ