イベントレポート
Skylake搭載のALIENWARE Alphaなど、TGSで参考展示された今後発売予定の製品群
2016年9月16日 06:00
千葉・幕張メッセで開かれている東京ゲームショウ(TGS)。この記事では、未発売だが参考展示された製品を、写真とともに紹介して行こう。
デルのブースにこっそり展示されていたのだが、新型の“ゲーミングコンソール”「ALIENWARE Alpha」だ。2014年に投入されたALIENWARE Alphaだが、実は米国では6月にリニューアルされ、SkylakeとGeForce GTX 960を搭載したバージョンが発売されている。
リニューアル版では、ALIENWARE 13で対応していたビデオカードを外付けで接続するボックス「Graphic Amplifier」を新たにサポート。ブースではこのAmplifierにGeForce GTX 1080を搭載していた。
参考展示されていたモデルは、Core i7-6700T(2.8GHz)と、メモリ8GB、GeForce GTX 960(4GB)、Windows 10などを搭載していた。展示されていたことから、近々国内投入することは間違いないだろう。
MSIのブースでは、先日発表された新型マザーボード「Z170A GAMING M6」が展示された。ASMediaのUSB 3.1“Lightning USB”チップ「ASM2142」に加え、新Killerネットワークコントローラを搭載することは既にお伝えした通りなのだが、現在Rivet Networksの発表待ちとのことだ。Rivetから発表があり次第正式発表されるという。
もう1つはエントリー向けのSocket FM2+ゲーミングマザーボード「A68HM GAMING」である。写真の通り、非常にシンプルなmicroATXマザーボードなのだが、Socket FM2+としては比較的珍しいM.2スロットを装備しているのが特徴。
ビデオカードは、MSI創立30週年を記念した「GeForce GTX 1080 30th Anniversary」を参考展示した。EK製のウォータブロックとラジエータを装着済みで、あたかも簡易水冷を装着したようなこのビデオカードだが、実は本格水冷であり、別途CPUのウォータブロックおよびホースなどを用意すれば、そちらも同時に冷却できるという。もちろん、ホースを好みのものに変えるといったことも可能だ。
基板は「GeForce GTX 1080 GAMING Z」をベースとしており、ゲーム中のクロックは1,950MHzを超える。実物を見る限り120mm角のラジエータなのだが、GeForce GTX 1080をフル稼働させた状態でも温度を55℃に抑えられており、これならTDPがさほど高くないCPUであれば冷やせる余裕はありそうだ。GeForce GTX 1080 30th Anniversaryは特製の木箱に収めた状態で販売される。
MSIがビデオカードの「Twin Frozr」で培った技術を活かしたCPUクーラー「Core Frozr L」も展示された。ブラックとシルバーの2色が用意されている。担当の話によると現時点では、単体販売やマザーボードとのバンドルは考えておらず、サイコムなどのBTOメーカー向けに提供するとのことだった。
アイ・オー・データ機器もブースを出展しており、ブースではPCレスでHDMI映像をキャプチャできるデバイスを参考展示した。発売時期は未定だが、価格は1万円台半ばを予定している。HDMIをパススルーできるほか、キャプチャした映像はSDカードに保存でき、本体単体で再生も可能。ヘッドセット端子も備えており、音声をミックスして録画できるため、ゲームのプレイ実況も可能。もちろん、PCに繋いでPCへ取り込むことができる。
また、アイ・オーが販売代理をしているクリエイティブ製のスピーカー「BlasterX KATANA」も参考展示されている。TVやディスプレイの下に置くタイプの横長タイプのスピーカーだが、LEDによりさまざまな発色が可能なのが特徴となっている。