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Android版Google翻訳アプリが文章をコピーするだけですぐに翻訳可能に

~オフラインモードのiOS版対応やワールドレンズ機能の中国語対応も

Tap to Translate

 米Googleは11日(現地時間)、同社のモバイル端末向け「Google翻訳」アプリに搭載される3つの新機能を発表した。全機能は数日内に行なわれる予定のGoogle翻訳アプリのアップデートにより提供される。

 1つ目は「Tap to Translate」で、Google翻訳アプリをインストールすると、翻訳したい文章に対してコピーアクションを行なうと、翻訳アイコンが画面上に現われるというもの。アイコンをタップすれば、コピーされた文章が翻訳されてオーバーレイで表示される。加えて、そのまま入力文章の翻訳を立ち上げることが可能なため、受信したメッセージを翻訳したあと、そのまま返信したい文章を入力、翻訳するといった処理が可能。

 Google翻訳が対応する103言語全てをサポートしており、Android 4.2(Jellybean)以上のOSであれば利用可能。対応アプリケーションを問わず動作する。

Offline Mode

 2つ目は「オフラインモード」で、あらかじめ翻訳したい言語のパッケージを端末のローカルストレージに保存しておくことで、海外旅行時などで通信環境が無い場合でも翻訳を行なえるというもの。以前よりAndroid版では提供されていたが、今回は新たにiOS版でも同機能が利用可能となるほか、言語翻訳パッケージの容量を90%削減し、1言語あたり25MB程度に軽量化しているという。対応言語は、日本語を含む52言語となる。

Word Lens

 3つ目は「Word Lens」機能の中国語対応で、Word Lensは、Google翻訳でカメラを起動すると、画面内に捉えた文字列を即時翻訳するというもの。簡体字、繁体字ともにサポートする。

(佐藤 岳大)