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Intel、最大5GB/secのデータセンター向けNVMe SSD

~前モデルとの性能比は約2倍に向上

「P3608」シリーズ

 Intelは23日(現地時間)、データセンター向けの超高速ストレージとして、SSD「P3608」を発表した。

 P3608は、2014年に発売の「P3600/3700」の後継となるデータセンター向けSSD。SATAやSASといった従来のプロトコルよりも高速なNVM Express(NVMe)プロトコルを採用し、NVMeコントローラを2基搭載することで超高速な転送速度を実現した。

 容量ラインナップは1.6TB、3.2TB、4TBで、最大2TBまでのP3600から最大容量が2倍となった。前モデルと異なり、2.5インチタイプは提供されず、PCI Express 3.0 x8接続の拡張カードタイプのみ提供される。搭載NANDフラッシュはIntel製20nm HET-MLC。

 1.6TBモデルの最大シーケンシャルリードは5,000MB/sec、同ライト速度は1,600MB/sec、4Kランダムリード/ライトが850,000/150,000IOPS。レイテンシはシーケンシャルリード/ライトともに20μsecで、ランダムリード/ライトが120/30μsec。

 Intelではシーケンシャルリード2,800MB/sec、4Kランダムリード/ライト450,000/150,000IOPSのP3700シリーズと比較して、最大2倍の性能向上を謳う。

 同社では本製品について、リアルタイム解析やHPC(High-Performance Computing)などに利用されるクラウドサービスを提供する、高いストレージ性能を必要とするデータセンターに最適としている。

容量1.6TB3.2TB4TB
シーケンシャルリード5,000MB/sec4,500MB/sec5,000MB/sec
シーケンシャルライト2,000MB/sec2,600MB/sec3,000MB/sec
ランダム4Kリード850,000IOPS
ランダム4Kライト150,000IOPS80,000 IOPS50,000 IOPS
ランダム4K 70/30 リード/ライト300,000IOPS165,000IOPS150,000IOPS
ランダム8Kリード500,000IOPS
ランダム8Kライト60,000IOPS36,000IOPS28,000IOPS
ランダム8K 70/30 リード/ライト160,000IOPS80,000IOPS75,000IOPS
耐久性(総書き込み量)8.76PB17.52PB21.9PB

(佐藤 岳大)