ニュース

いつか訪れる最期の日に備える情報整理ソフト

「はじめてのエンディングノート」

 株式会社筆まめは、自分の身辺に関する情報を整理できるPCソフト「はじめてのエンディングノート」を8月20日より順次発売する。発売日と税別価格は、パッケージ版が9月4日で4,500円、ダウンロード版が8月20日で4,000円。対応OSは、Windows 7/8/8.1/10。

 急な事故や病気、認知症の発症などに際して、通帳や印鑑の場所、保険の情報、連絡先などを全て家族に伝えるのは困難になる。そう言った状況を見越して、あらかじめさまざまな情報を登録、管理できるのが本ソフト。

 登録できる情報は、マイナンバー、免許証、保険証、基礎年金番号、資産や借り入れの状況、クレジットカード、保険、年金、医療・介護、葬儀・お墓、相続・遺言など多岐に渡る。書いておくべき内容はあらかじめ項目として設定されており、入力項目にチェックを入れると、完成度が表示され、入力されていない項目が一目で分かる。また、60~70代のユーザーを想定し、文字やボタン、入力欄は大きくなっている。

 証書や契約書はスキャンした画像やPDFも登録可能。また、お気に入りの写真を保管できるので、万が一の場合は、自分が指定した写真を遺影などに使ってもらうことができる。このほか、同社ソフトの「筆まめ」の住所録と連携して、緊急時の連絡先を登録できる。

 開発にあたっては、葬儀・仏事を取り扱う「メモリアルアートの大野屋」のアドバイスを得たほか、ソフトの中でこれからを充実して過ごすために整理しておくと良いことや、もしもの時に家族が知りたいと思っていることなどをとりまとめた、大野屋のコラムを読むことができる。

 ソフトにはパスワードをかけることができ、他人が情報を書き換えることを防げるが、パスワードを入力しなくても閲覧専用モードで起動するため、家族が内容を確認できる。

メイン画面
チェックリスト

(若杉 紀彦)