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東芝、TranferJet初対応のSDHCカード

~数cmの距離で375Mbpsの高速無線転送が可能

TransferJet対応の「SD-TJA016G」

 東芝は、近接無線転送技術「TransferJet」を搭載した業界初のSDHCカード「SD-TJA016G」を7月31日に発売する。容量は16GBで、SDスピードクラス10に対応。価格はオープンプライスとなり、店頭予想価格は7,000円前後の見込み。

 TransferJetは、対応機器同士を近付けるだけで、データを送信できるという無線転送技術で、実効スループットは最大375Mbpsと高速であることが特徴。1分のハイビジョン動画を約3秒で転送できる。TransferJetによる最大通信可能距離は約3cm。

 過去にTransferJet対応のUSBアダプタは発売されていたが、SDカードとして製品化されたのは今回が初となる。使い方としては、デジタルカメラに本製品を挿入したまま、スマートフォンやPCなどのTransferJet対応機器に近付けて、写真や動画といったコンテンツを転送する。なお、送信方法は「一括送信」と「選択送信」の2種類から選択可能。

 本体サイズは24×32×2.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2g。

 なお、スマートフォンではNTTドコモが富士通製TransferJet対応「ARROWS NX F-04G」を発売している。

(中村 真司)