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NVIDIA、2,880基のSPを持つワークステーション向け最上位GPU「Quadro K6000」

~モバイル向け新製品も一斉にリリース

Quadro K6000
7月23日(現地時間) 発表

 米NVIDIAは23日、米カリフォルニア州・アナハイムで開催中のSIGGRAPHに合わせて、ワークステーション向けグラフィックス「Quadro」シリーズの最上位モデルとなる「Quadro K6000」を発表した。

 Quadro K6000はKeplerアーキテクチャの「GK110」コアを用いたワークステーション向けGPUで、SP(CUDAコア)は2,880基で、192基のSPを持つSMXをGK110のフルスペックとなる15ユニット持つことになり、コンシューマ向けの「GeForce TITAN」、HPC向けの「Tesla K20X」の2,688基(SMX 14ユニット)を上回る。単精度浮動小数点演算性能はTesla K20Xの3.95TFLOPSに対し、5.2TFLOPSとなる。TDPは225W

 メモリはGDDR5を12GB搭載。メモリインターフェイスは384bitで、帯域幅は288GB/sec。ディスプレイ出力インターフェイスはDVI-I、DVI-D、DispayPort×2。最大4画面への同時出力に対応する。

主な仕様
モバイルワークステーション向けQuadro

 また、同時にモバイルワークステーション向けのQuadroシリーズも一斉に発表。最上位モデルとなる「Quadro K5100M」を始め、「Quadro K4100M」、「Quadro K3100M」、「Quadro K2100M」、「Quadro K1100M」、「Quadro K610M」、「Quadro K510M」がラインナップされる。

 従来モデルからSP数やメモリ帯域幅の強化が行なわれており、下位モデルを含めて前モデルでGDDR5を採用する。主な仕様は下記のとおり。

Quadro K5100MQuadro K4100MQuadro K3100M
SP1,5361,152768
メモリ8GB GDDR54GB GDDR54GB GDDR5
メモリインターフェイス256bit
メモリ帯域幅115.2GB/sec102.4GB/sec
TDP100W75W
Quadro K2100MQuadro K1100MQuadro K610MQuadro K510M
SP576384192
メモリ2GB GDDR51GB GDDR5
メモリインターフェイス128bit64bit
メモリ帯域幅48GB/sec44.8GB/sec20.8GB/sec19.2GB/sec
TDP55W45W30W

(多和田 新也)