米NVIDIAは13日(現地時間)、エントリーゲーマー向けGPU「GeForce GTX 660」および「同650」を発表した。
GeForce GTX 660 |
これまでのGeForce GTX 670やGTX 660 Tiと異なり、新コアを採用することで、メジャーなDirectX 11タイトルをフルHDで動作させられる性能と価格のバランスをとったGPU。旧来の製品からの置き換えを狙っており、GeForce GTX 660は2008年の同価格帯であるGeForce 9800 GTに対して約4.3倍、2010年のGeForce GTX 460に対して約1.7倍、GeForce GTX 650は2008年のGeForce 9500 GTに対して8倍の性能向上が得られるという。
GeForce GTX 660は、KeplerベースのGK106というコードネームのコアを搭載し、SP数は960基、ベースクロックは980MHz、ブーストクロックは1,033MHz、テクスチャユニット数は80基、ROPユニット数は24基。メモリは192bit接続6,008MHz駆動のGDDR5を2GB搭載する。L2キャッシュサイズは384KB。米国での実売価格は229ドル。
製造プロセスは28nmで、トランジスタ数は25億4千万、TDPは140W、電源コネクタは6ピン×1。厚さは2スロットで、ディスプレイインターフェイスにデュアルリンクDVI×2、HDMI出力、DisplayPortを備える。
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GeForce GTX 650は、同じくKeplerベースのGK107コアを採用。SP数は384、ベースクロックは1,058MHz(ブースト非対応)、テクスチャユニット数は32基、ROPユニット数は16基。メモリは128bit接続5,000MHz駆動のGDDR5を1~2GB搭載する。L2キャッシュサイズは256KB。米国での実売価格は109ドルより。
製造プロセスは28nmで、トランジスタ数は13億、TDPは64W、電源コネクタは6ピン×1。厚さは2スロットで、ディスプレイインターフェイスにデュアルリンクDVI×2、Mini HDMI出力を備える。
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(2012年 9月 13日)
[Reported by 若杉 紀彦]