ASUSTeK Computerは、日本初となる3D Vision対応ノート「G51Jx 3D」と同じく日本初のOptimus対応ノート「U30Jc」を4月24日より発売する。価格は順に209,800円、99,800円。
G51Jx 3Dは、120Hz表示に対応した液晶パネルを内蔵し、NVIDIAの3D Visionメガネが同梱された製品。これにより、DirectX 9対応3Dゲームのほか、富士フイルムの3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」で撮影した写真や、YouTubeなどのストリーミングビデオの一部、今夏以降登場が予定されるBD 3Dコンテンツ(ソフトウェアのアップデートが必要)などを立体視で楽しめる。また、HDMI のバージョンは1.3aだが、「NVIDIA 3DTV Play」を利用することで1.4と互換性のある信号を出力でき、BD 3Dなどの映像を3D対応液晶TVなどに出力させることもできる。
【お詫びと訂正】初出時にHDMIのバージョンを1.4としておりましたが、1.3aの誤りです。お詫びして訂正させていただきます。
GPUには、1,249MHz駆動のSPを96基搭載する比較的高性能なGeForce GTS 360M、CPUはクアッドコアのCore i7-720QM(1.6GHz、ビデオ機能内蔵)を搭載。また、CPUに対しては、ASUSTeK独自の「Power4Gear Hybrid」技術を利用することで、本来のTurbo Boostでは2.8GHzまでとなるところ、2.9GHzまで引き上げられるなど、ゲーム用途を強く意識した構成となっており、製品ブランドも「ASUS」や「Eee」ではなく、「Republic of Gamers (R.O.G)」に属する。
主な仕様は、Core i7-720QM、メモリ4GB、HDD 500GB、BD-ROM/DVDコンボドライブ、Intel HM55 Expressチップセット、GeForce GTS 360M(1GB)、1,366×768ドット/120Hz表示対応15.6型液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載。
インターフェイスは、USB 2.0×4、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、eSATA、ExpressCard/54スロット、SDカード/MMC/メモリースティック(Pro)/xD-Picture Cardスロット、HDMI、ミニD-Sub15ピン、200万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。
キーボードはアイソレーションタイプで、バックライトを内蔵。バッテリ駆動時間は約1.8時間。本体サイズは375×265×34.3~40.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.3kg。
右側面。光学ドライブはBD | 左側面。HDMIからも120Hzで出力できる | 正面にスピーカーとカードリーダ |
キーボードはバックライト内蔵 | 天板はブルー系 | 3Dを一躍有名にしたAvatarのゲーム版もやはり3Dに対応する |
U30Jcは、NVIDIA Optimus技術により、IGPとGPUの動的な切り替えが可能なモバイルノート。DirectX、DXVA、CUDAなど、GeForceを使った方がよい局面でだけ、GPUがオンになる。
主な仕様は、Core i5-430M(2.26GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、HDD 320GB、DVDスーパーマルチドライブ、Intel HM55 Expressチップセット、GeForce 310M(512MB)、1,366×768ドット表示対応13.3型液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載。
インターフェイスは、USB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、SDカード/MMC/メモリースティック(Pro)スロット、HDMI、ミニD-Sub15ピン、30万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。
バッテリ駆動時間は約9.1時間。本体サイズは328×238×20~29.9mm(同)、重量は約2.1kg。
U30Jc | 天板はヘアラインの入ったシルバー |
右側面 | 左側面 |
(2010年 4月 14日)
[Reported by 若杉 紀彦]