各社から、Windows 7優待アップグレード対応が発表される


 マイクロソフト株式会社の発表に合わせて、各社からWindows 7優待アップグレード対応キャンペーンが発表された。

 このキャンペーンは、2009年6月26日から2010年1月31日までにWindows Vista搭載PCを購入すると、廉価または無償でWindows 7へアップグレードできるという内容だ。申し込み開始時期は2010年3月31日までとなっている。

 アップグレード費用は、社によって異なっており、有償と無償が混在している。有償の場合、金額は3千円前後だが、多少の差がある。また、無償の場合でも、送料は実費としている会社もある。

 なお、対象となっているのは、Windows Vista Home Premium/Business/Ultimateの、いわゆるプレミア系のみとなっている。また、一般に32bit版からは32bit版へ、64bit版からは64bit版へのアップグレードのみが可能で、異なるバージョンへの移行はできない。

 詳細については各メーカーサイトへのリンクを参照されたい。

●NEC

 キャンペーンサイトを公開。アップグレード価格は3,000円(送料込み)。ただし、登録無料の121ware.com/NEC Directの登録ユーザーは2,000円(同)となる。

●富士通

 富士通は、2009年6月26日から2010年1月31日までに対象機種を購入し、2009年10月1日~2010年2月26日までにキャンペーンサイトで申し込んだユーザーに対し、Windows 7アップグレードDVDを提供する。価格は2,980円で、AzbyClub会員は優待価格の1,980円となる。

 対象OSはWindows Vista Home PremiumとBusinessで、それぞれHome PremiumとProfessionalにアップグレードできる。内容はOSアップグレードDVDと富士通Windows 7導入アシスタントディスク。

●東芝

 東芝は、Windows Vista Home Premium、同Business搭載PCを対象に「優待アップグレードキャンペーン」を実施。価格は3,000円、32bitと64bitを選択できる「セレクタブルOSモデル」の場合はTID番号を登録すると2,000円になる。ネットブックの「dynabook UX」、「NB100」は搭載OSがXPまたはVista Home Basicのため対象外。

●ソニー

 ソニーは、2つのWindows 7アップグレードプログラムを実施。

 6月26日以降にWindows Vista搭載の対象機種を購入したユーザーに「Windows 7 優待アップグレードキャンペーン」を行ない、Windows 7アップグレードディスク、ドライバやアプリケーションなどを収録したWindows 7サプリメントディスクのセットを3,150円で提供する。対象のVistaのエディションはHome Premium、Business(XPダウングレード含む)、Ultimate。

 6月25日以前に対象機種を購入したユーザーには、上記のWindows 7サプリメントディスクを期間限定の特別価格として3,150円で提供する。このディスクは2010年4月1日以降は5,250円となる。Windows 7のOSは付属しない。

●パナソニック

 パナソニックはLet'snoteの2009年春モデル、夏モデルを対象に「Windows 7 アップグレードキャンペーン」を開始。アップグレード価格は3,000円。Let'snoteはOSにWindows Vista Businessがプリインストールされ、Windows XP ProfessionalのダウングレードDVDを同梱しているが、今回のキャンペーン期間中に購入した場合は、Windows 7 Professionalを合わせて、3つのOSから選択できるとしている。

●エプソンダイレクト

 エプソンダイレクトは、2009年6月26日から2010年1月31日までに対象機種を購入し、キャンペーンサイトで9月上旬公開予定の事務局ホームページから申し込んだユーザーに対し、3,000円でWindows 7アップグレードキットを提供する。

 対象製品はデスクトップがEndeavor Pro7000/Pro4500/MT7900/MR6000/MR3500/AT970/ST120、ノートが同NJ5200Pro/NJ3100/NJ2150/NA802/NA104。ASUSのF52AについてはASUSのサイトからの申し込みとなる。

●オンキヨー

 オンキヨーは、2009年6月26日から2010年1月31日までにSOTECブランドの対象機種を購入し、2009年9月1日~2010年2月28日にキャンペーンサイトで申し込みしたユーザーに対し、2,980円でWindows 7アップグレードキットを提供する。Windows Vista Home Basic搭載モデルはアップグレードキャンペーンの対象外となる。

●デル

 デルは、2009年6月29日から2010年1月31日まで、個人および法人向けPCの対象機種を購入後、キャンペーン特設サイト内でアップグレードを申し込むと、Windows 7搭載PC発売後に無料でWindows 7アップグレードキットを提供する。

 内容はOSアップグレードDVD、デルアップグレードアシスタントDVD、取り扱い説明書。対象機種は、個人向けがXPS、Studio XPS、Studio、Inspiron、Adamoなど、法人向けがVostro、OptiPlex、Precision、Latitudeなど。

●日本ヒューレット・パッカード

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、2009年6月26日~2010年1月31日までに対象PCを購入し、2009年9月30日~2010年3月31日にキャンペーンサイトで申し込んだユーザーに対し、Windows 7アップグレードキットを無償で提供する。

 内容はOSアップグレードDVDのほか、ドライバDVD、手順書など。対象機種は個人向けのみで、法人向け製品は有償となる。

●レノボ・ジャパン

 レノボ・ジャパンは、2009年6月26日~2010年1月31日までに対象PCを購入し、2009年9月1日~2010年2月28日にキャンペーンサイトで申し込んだユーザーに対し、Windows 7アップグレードキットを1,680円で提供する

 対象OSはWindows Vista Home Premium、Business、Ultimateで、BusinessとUltimateはWindows XPにダウングレードしたPCもキャンペーン対象となる。Vista Home BasicとWindows XP Home Edition搭載モデルは対象外。

●日本エイサー

 26日以降に購入した製品および、26日以降に発売される新製品が対象となる。アップグレードは無償だが、メディアの送料として950円が必要となる。送料の決済はクレジットカードのみ。

 日本エイサーが扱う、AcerGatewayeMachinesのすべてが対象で、ブランドごとに案内ページが用意される。

●ASUSTeK Computer

 ASUSTeK Computerは、2009年6月26日~2010年1月31日の期間中にキャンペーン対象製品を購入し、特設ページで申し込みをしたユーザーに対して、2,800円でアップグレードキットを提供する。

 対象製品はノートPCのUX50V、U20A、F52A、K50IN、およびEee PC 1101HA(Windows Vista Home Premium搭載モデル)。

●マウスコンピューター

 「マウスコンピューター」のオリジナルブランド全10シリーズ78機種およびゲーミングPCブランド「G-Tune」で、キャンペーン対応PCを発売する。Windows 7へのアップグレードは送料も含めて無料。

 Windows Vista Business/Ultimateのダウングレード権を行使したWindows XP Professional搭載PCも含まれており、XPを使いながら7への移行を図ることができる。

 また、移行に不安を感じるユーザーのために、Windows 7へのアップグレード代行サービスも用意される。センドバック/ピックアップ/出張の3パターンに対応する。費用は、それぞれ4,935円/6,930円/16,800円となっている。

●ドスパラ

 サードウェーブのPCショップ「ドスパラ」では、2009年6月26日~2010年1月31日までに対象PCを購入し、2009年6月26日~2010年2月28日にキャンペーンサイトで申し込んだユーザーに対し、Windows 7アップグレードキットを無償で提供する。

 また、Windows 7アップグレードクーポン付きのWindows Vista Home Premium/Business/Ultimateのパーツバンドル販売も開始した。

●パソコン工房

 パソコン工房は、Windows VistaからWindows 7に無償でアップグレードできるクーポン付きのPCを発売。購入したユーザーは特設サイトで申し込む。申込期間は2009年6月26日から2010年2月28日まで。

●KOUZIRO

 KOUZIROは、2009年6月26日~2010年1月31日までに対象PCを購入し、2009年6月26日~2010年3月31日に申し込みをしたユーザーに対して、Windows 7アップグレードキットを提供。

 なお、申し込みの流れは直販サイトで申し込みをした場合と、ヤマダ電機店頭で購入した場合とで異なる。

 直販サイトで購入した場合、同梱されるクーポンで専用Webサイトで申し込めむ。一方、ヤマダ電機店頭モデルの場合、PC本体に同梱されるクーポン購入申し込みハガキに必要事項を購入の上、ポストに投函し、その後アップグレードクーポンを直販から購入(2,500円)、そしてクーポン到着後専用Webサイトから申し込む。

(2009年 6月 26日)

[Reported by PC Watch編集部]