ニュース

カタログのバッテリ時間はなぜ実際と違う?JEITAが解説ガイド公開

「JEITA バッテリ動作時間測定法ガイド」より

 カタログに載っているバッテリ動作時間と、実際に使ったときの持ち時間はなぜ違うのか――そんな疑問に業界団体が答えるコンテンツが登場した。電子情報技術産業協会(JEITA)のPC・タブレット事業委員会は10月9日、Webコンテンツ「JEITA バッテリ動作時間測定法ガイド」を公開した。ノートPCのバッテリ動作時間の測定法や数値の見方を解説するものだ。

 JEITAバッテリ動作時間測定法(以下JEITA測定法)は、メーカーやプラットフォームを問わず、共通の条件でノートPCのバッテリ動作時間を測定/表示するための方法。2023年に発行された最新のVer.3.0では、指定の4K動画ファイルをフルスクリーンで連続再生した状態と、指定の壁紙を表示したままのアイドル状態の2つで測定する。両方の結果を併記することも義務付けられている。JEITAによれば、採用するPCメーカーは20社を超えるという(2025年10月時点)。

 一方で、測定条件や表示される数値の捉え方は必ずしも十分に理解されておらず、カタログやWebサイトの数値と実際の動作時間との差に疑問を持つユーザーもいる。こうした背景から、同委員会はJEITA測定法の基礎から測定値の見方、活用方法までをまとめたガイドを制作。ガイドでは、マンガや図解を交えながらJEITA測定法の概要、ほかの測定法との違い、バッテリ動作時間の考え方、動作時間を延ばすためのポイントなどを紹介している。

 同委員会は、このガイドを通じてユーザーがバッテリ動作時間や測定値への理解を深め、JEITA測定法がPCを比較/選択する際の共通指標としてより広く活用されることを期待している。

 なお、JEITAが主催する「CEATEC 2026」(幕張メッセ、10月13日から16日)の会場では、ガイドのポイントをまとめたチラシを配布する。