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ROG 20周年の「ROG XBOX Ally X20」いよいよ国内発売。ユーザーの声で操作系刷新

ROG XBOX Ally X20

 ROGの20周年を飾る記念モデルが、ついに国内で発売される。ASUSは9月17日、ROGブランド設立20周年を記念したポータブルゲーム機「ROG XBOX Ally X20(RC74XA-RZ2R24G1T)」を国内で予約開始した。発売は10月中旬以降を予定しており、価格は25万8,800円。ARグラス「ROG XREAL R1 Edition 20」や専用アクセサリを同梱した「ROG XBOX Ally X20 Bundle」も用意し、価格は44万2,800円。

 ROG XBOX Ally X20は、「ROG Xbox Ally X」をベースに、ディスプレイ、コントローラ、外観を刷新したROG 20周年記念のポータブルゲーム機。Allyシリーズとして初めて有機ELディスプレイを採用し、画面サイズを7型から7.4型に大型化。上部ベゼルを狭めたことで、筐体サイズを従来モデルと同等に抑えたという。リフレッシュレートは120Hz、応答速度は0.2ms、最大輝度は1,400cd/平方mで、VESA DisplayHDR True Black 1400認証を取得しているほか、Dolby Visionもサポートする。

 ゲームコントローラは、アナログスティックにTMRセンサーを採用し、スティックのドリフトを防ぎつつ、デッドゾーンを3%まで狭め、消費電力を75%削減した。このほか、パーツを交換せずに、引っ張って回転するだけで4方向/8方向を切り替えられる可変式D-pad、エンボス加工を施したラバーグリップ、再設計されたA/B/X/Yボタン、改良したバンパーとトリガーを備える。

ROG設立20周年を記念したモデル
ディスプレイが7.4型に大型化
狭額縁化により本体サイズをほぼ維持
引っ張って回転するだけでD-padを4方向/8方向で切り替え可能
トランスルーセントの筐体
そのほかの新設計

 起動すると自動的にXboxエクスペリエンスモードに入る。Xboxボタンによる迅速なXboxアプリの起動にも対応し、画面キャプチャやチャットなどがすぐに利用できる。

 外観は、内部パーツが透けて見えるトランスルーセントのブラックボディに、ファンなどへゴールドのアクセントを施したデザイン。背面にはROG 20周年記念バッジを刻印している。

本体上部

 主な仕様は、CPUがRyzen AI Z2 Extreme、メモリが24GB LPDDR5X、ストレージが1TB SSD、ディスプレイがフルHD(1,920×1,080ドット)/タッチ対応7.4型有機EL、OSがWindows 11 Home。

 インターフェイスは、USB4(USB PD/DisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.2 Gen 2 Type-C(USB PD/DisplayPort Alt Mode対応)、microSD Expressカードスロット、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、音声入出力を備える。電源ボタン一体型の指紋認証センサー、1.5W×2のステレオスピーカー、アレイマイクも搭載する。

 バッテリ容量は80Wh。本体サイズは300×121×27.5~51.3mm、重量は約756g。68WのACアダプタが付属する。

Ryzen AI Z2 Extremeを採用
インターフェイス

 なお、ROG XREAL R1 Edition 20単体も10月16日に発売する。価格は11万9,980円だ。さらに、専用のドッキングステーション「ROG Bulwark Dock DG310」も10月下旬に発売する。価格は1万9,980円。

ROG Xbox Ally X20の価格は25万8,800円
プロテクターケースなど豊富なアクセサリが付属するセットは44万2,800円
ROG XREAL R1 Edition 20単体は11万9,980円
ROG Bulwark Dock DG310は1万9,980円

ROG Allyシリーズは国内No.1のハンドヘルドPCに

Galip Fu氏。DOOMに魅了されてゲームの世界に入ったという

 製品発表前に都内で開かれた発表会では、同社コンシューマPCグローバルマーケティングディレクターのGalip Fu氏が、ROGの20年の歩みについて紹介。ROGは2006年、ハードウェアの性能がゲームに追いつかない状況に妥協できなかった少人数の若いチームが、自分たちで作ることを決断して誕生したブランド。オーバークロックコミュニティから始まり、現在は妥協しないゲーマーのための総合的なエコシステムへと進化したという。

 また、Allyシリーズへと続く系譜について紹介。その元祖は、実は100万円の「ROG Mothership」だという。これは本体を立てて使う設計で、ノートでありながらデスクトップ級の性能を実現した製品だ。

 続いて2022年に登場した「ROG Flow Z13」では、さらに高度な冷却設計を実装し、GeForce RTX 3050 Ti(4GB)を約1.18kgの13.4型に集積した。これらの開発段階での知見を結集したのが、2023年に投入した初代「ROG Ally」だという。

 ROG Allyの投入により、どこでもゲームをプレイできる環境が実現した。実際に米国のトラックドライバーが荷下ろしの合間にROG Allyで遊ぶ例を挙げ、どこでも自由にプレイできることこそがハンドヘルドの意義だと語った。

 その後、AAAタイトル向けにバッテリやメモリ、ストレージの増強を求める声に応えて「ROG Ally X」を投入。さらにMicrosoftのXboxチームとの協業により、Ryzen AI Z2 Extremeを搭載した「ROG Xbox Ally X」と、カジュアルなゲーム向けの「ROG Xbox Ally」を展開した。

 Fu氏は、Allyシリーズが小売パートナーやゲーマーの支持もあって日本でNo.1のハンドヘルドPCになったと紹介。また、クラフトマンシップや精密さを重んじる日本の基準がROGを押し上げているとも述べた。

ROG設立20周年
ROG Allyに続くまでの系譜
Gabriel Meng氏

 ROG製品プロダクトマネジメントディレクターのGabriel Meng氏は、ROG XBOX Ally X20を「コミュニティのための製品」と位置付け、ユーザーのフィードバックを開発の中核に据えたと説明した。コントローラ部はAlly向けに再設計し、グリップ形状を改良して指先周りの安定性を高めた。

 D-padは、従来は操作方式の切り替えにパーツの取り外しが必要だったが、ROG XBOX Ally X20ではパーツを交換せずに回転させるだけで切り替えられる。スティックについては、従来モデルがホールエフェクト方式ですらなかったことから、その先を見据えて一足飛びにTMR方式を採用したという。

TMR方式のジョイスティックを採用

 ソフトウェア面では「コンソールUIファースト」を掲げ、継続的なアップデートでゲーム機としての使い勝手を改善するほか、ゲームごとに最適なパフォーマンス設定を適用する機能も導入する。これらのアップデートはすべてのAllyユーザーに提供する予定で、ホリデーシーズンにかけてさらなる発表を予定しているとした。