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プロ定番24.5型TN液晶の乗り換え狙う、ASUSのOLEDゲーミングモニター

フラグシップのゲーミングモニター、「ROG Swift OLED PG259QWS Ace」

 現在、FPS競技プロゲーマーの間での定番のモニターは24.5型のTNパネルを採用したモデルだ。その現状をASUSは打破しようとしている。欧州最大級のゲームイベント「Gamescom 2026」において、同社ゲーミングブランドRepublic of Gamers(ROG)のゲーミングデバイスラインナップが一挙に発表された。

 今回の発表はブランド設立20周年の節目に行なわれたもので、競技シーンやプロゲーマー向けのモニター、マウス、キーボード、ルーター、さらには限定コラボレーションによるビデオカードなど、多岐にわたる製品が発表された。

 なお、今回発表された製品ラインナップの日本国内での発売時期については現時点で未定となっている。

プロ定番の24.5型をTNからOLEDに置き換える

 今回発表された製品の中の注目はOLEDゲーミングモニターの「Ace collection」シリーズ3モデル。いずれもプロ選手のフィードバックを得て開発された24.5型の競技シーン向けモデルとなる。

 OLEDパネル採用のゲーミングモニターはゲーマーに受け入れられつつある。深い黒や鮮やかな色彩、プロ仕様の色精度は、ゲームをより楽しくするのには効果的だ。しかしプロeスポーツの世界では、勝敗を分かつ要素ではないとされてきた。一方でASUSは、OLEDが持つ残像の少なさが優位であると説明している。

今回発表されたOLEDゲーミングモニター

 液晶モニターは2つの色を瞬時に切り替えられないため、変化する間は一時的に色が混ざり合う状態となり、それがぼやけとなる。また、各フレームは、次のフレームが到着するまで静止した状態で表示され、フレーム間の“ブレイク”がない。そのため、目は静止した画像が次々と一点から次の点へ瞬時に移動する様子を追うことになる。これによって、画像自体にぼやけがない場合でも、常に一定量のぼやけを感じるのだという。

 ASUSのOLEDゲーミングモニターではこれらの問題に2つの方法で対処する。1つ目は、そもそもOLEDは自発光素子であるため応答速度が非常に高速で残像を最小限に抑えられること。そしてもう1つが圧倒的なリフレッシュレートで、フラグシップとなる「ROG Swift OLED PG259QWS Ace」は720Hzに達し、モーションブラーをほとんど感じさせないとしている。

 また、本機種のスタンドにはミリ単位でモニターのチルト/高さ/スイベル角度を計測するポジションセンサーを内蔵するのも特徴。計測した値はOSD上に表示できるため、選手は好みのポジションを記録しておき、ゲームごとの設定、もしくは大会移動後の細かな設定を容易かつ高速にセットアップできる。

OSDに表示された数値を参考にしつつユーザーが手動で調整するようだ

 主な仕様は、パネルがタンデムWOLED、解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)、リフレッシュレートが720Hz、表示色数が約10億7,000万色、色域がDCI-P3 99.5%、中間色応答速度が0.02ms、輝度が1,700cd/平方mなど。FreeSync PremiumおよびG-SYNC Compatibleもサポートする。インターフェイスはDisplayPort 2.1(UHBR20)、HDMI 2.1 2基、USBハブ。

 このほか、24.5型として以下の製品を同時に発表した。

  • 「ROG Strix OLED XG259QWPG Ace」- 540Hz駆動のタンデムWOLED
  • 「ROG Strix OLED XG259QDPG Ace」- 560Hz駆動のRGBストライプQD-OLED
  • 「ROG Strix OLED XG259QDNS Ace」- 360Hz駆動のRGBストライプQD-OLED

 さらに、IPSパネルを採用し、3つの解像度とリフレッシュレートから選択できる27型モデルとして、以下の2製品も同時発表された。

  • 「ROG Strix XG27UCMG」- 4K(3,840×2,160ドット)/240Hz、QHD(2,560×1,440ドット)/400Hz、フルHD/488Hz
  • 「ROG Strix XG27ACNS」- QHD/475Hz、フルHD/620Hz、HD(1,280×720ドット)/920Hz
ROG Strix XG27UCMG

ゲーミングデバイスも多数発表

 ゲーミングデバイス類も強力な新製品が発表された。

ROG Gladius IV Ace

 エルゴノミクスeスポーツマウス「ROG Gladius IV Ace」は、本体重量わずか56gの軽量設計で、付属のモジュールにより7通りの重量カスタマイズに対応する。

ROG Spatha X 65K

 無線MMOマウスの「ROG Spatha X 65K」は12個のプログラマブルボタンを備え、ユーザー自身で簡単にスイッチを換装できる独自のソケット構造を採用している。

ROG Raikiri II Pro PC

 PC用コントローラの「ROG Raikiri II Pro PC」は、有線およびワイヤレスの両方で8Kポーリングレートの超低遅延入力を実現し、ドリフト防止機能を備えたホットスワップ対応のTMRジョイスティックや各種拡張ボタン、フルカラーディスプレイを搭載する。

ROG Gjallar
ROG Strix Morph 96 X Wireless

 このほか、Dolby Atmosに対応したサウンドバーとワイヤレスサブウーファのセット「ROG Gjallar」や、独自の昇華印刷キーキャップとガスケットマウント構造を採用した96%レイアウトのワイヤレスキーボード「ROG Strix Morph 96 X Wireless」が展示された。

ROG Rapture GT-BN98

 ネットワークおよびPCパーツにおいては、次世代のWi-Fi 8に対応したフラグシップゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BN98」が発表された。本製品は、クアッドバンド合計で最大25,000Mbpsの転送速度とAIによる帯域の動的割り当て機能を提供するという。

ASUS TUF Gaming Radeon RX 9070 XT Onimusha Special Edition

 ビデオカードでは、カプコンの剣戟アクションゲーム『鬼武者 Way of the Sword』の発売を記念した数量限定モデル「ASUS TUF Gaming Radeon RX 9070 XT Onimusha Special Edition」が発表。作中の「鬼の篭手」などのモチーフをあしらったオリジナルデザインのシュラウドやバックプレート、限定のアクセサリーパックが付属する特別仕様となっている。