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資料を渡すだけでクイズや表計算を自動生成!Gemini Notebook強化版がPro全員に展開完了

Gemini Notebookに「難易度が上がる小テストを5つ作って」と指示した画面。右のStudioパネルに、生成された5つのクイズが並ぶ

 授業で配った資料を丸ごと渡し、「難易度が少しずつ上がる小テストを5つ作って」と頼むと、返ってくるのは要約ではなく、その場で解ける4択問題集だ。Googleの調査ツール「Gemini Notebook」で、こうした処理をこなす強化版のノートブック体験が、8月4日(日本時間)までにGoogle AI Proの全ユーザーへ展開を終えた。同社の公式Xアカウントが明らかにした。

強化版のGemini Notebookは自らコードを書いて実行する

 Gemini Notebookは、利用者が読み込ませた資料だけを根拠に回答する調査ツールだ。強化版では各ノートブックに「secure cloud computer(安全なクラウドコンピュータ)」と呼ぶ専用の実行環境が備わり、AIが自分でコードを書いて走らせる。資料の内容を答える段階から、資料の数字を計算して結果を出す段階へ移った。

 成果はそのまま持ち出せる。グラフや表を含むPDFレポート、費目まで組んだ予算表、教材用のワークシートなどを生成でき、Studioパネルから直接ダウンロードできる。筆者が試した範囲では、生成後にチャットで修正を指示して作り直させることもできた。

 出てくるのはファイルだけとは限らない。練習問題を頼むと、届くのは問題文の一覧ではなく、難易度と問題数を指定して組み立てられたクイズのアプリだ。筆者が試したところ、Gemini Notebookの思考の記録には印刷用のPDFにするかその場で解ける形式にするかを比べる過程が残っており、形式は指示ではなくGemini Notebookが選んでいた。

 資料の準備も軽くなった。手元に資料がそろっていなくても、あいまいな問いから始めれば、Google検索で関連する資料を探し出してGemini Notebookがソースに追加してくれる。

Gemini Notebookを支えるGemini 3.5とスキル群

 実行環境を支えるのは、Gemini 3.5とエージェント型の開発基盤「Antigravity」だ。100以上のソフトウェアスキル(定型作業の手順書にあたるもの)も備える。使う言語をGemini Notebook自身に尋ねるとPython 3.12とBashだと答えたが、公式ヘルプに記載はなく、自己申告として扱う必要がある。

 なお、公式Xアカウントは、今回の使い方を紹介した投稿を保存しておくよう無料ユーザーにも呼びかけており、無料プランへの展開に含みを持たせている。ただし、時期や範囲は公開されていない。

Gemini Notebookが生成できる主なファイル形式

  • データ可視化とグラフ: png/svg
  • 文書: pdf/docx/Markdown/テキストファイル
  • 構造化データと表計算: csv/json/xlsx
  • プレゼン資料と画像: pptxのほか、「Nano Banana」生成のpng/jpg/gif

Gemini Notebook公式アカウントが挙げた指示の例

  • 学習: 講義メモを、練習問題5問付きのPDF学習ガイドに整える
  • 業務: 製品ラインごとの売上成長率を計算し、推移をグラフにする
  • 私生活: キッチンのリフォームの領収書を読み込ませ、工事内容と費用を追う表計算シートを作る