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個人でHP・Dell超えのASUSが、世界一厳しい日本法人市場を本気で狙いにきた!
2026年6月18日 06:13
ASUSは6月17日、報道関係者およびパートナー各社の参加者約1,200名を一堂に集め、法人向けPC新製品発表会および体験会「ASUS Summit 2026」を東京都内で開催し、法人向けモバイルノートのフラグシップモデル「ExpertBook Ultra」を筆頭に、製品を多数発表/展示した。
なお、ExpertBook Ultraの詳細については関連記事を参照されたい。
発表会の冒頭では、台湾本社より7年ぶりに来日したジョニー・シー会長が挨拶。「ASUSが掲げている目標は、イノベーションにより人々の暮らしを豊かにすることであり、人々を中心に考えることがASUSの原動力となっている」などと語った。
そして現在、ASUSは法人市場に大きな一歩を踏み出そうとしている。法人においてAI導入が増える中、同社はこれをチャンスだと捉えており、ASUSも単なるPCメーカーからAI企業へと変貌を遂げ、AIで法人市場のニーズを満たせると考えているようだ。
しかし、法人市場においては何よりも信頼性が求められている。そのため導入を考えている顧客の心の中で、まず製品の信頼性を勝ち取る必要があるとシー氏は言う。そしてその第一歩が日本市場だ。
シー氏は、「日本は我々にとって重要な市場の1つであるが、それは我々の技術やイノベーション、品質を引き上げてくれるからだ。日本市場は、グローバルと比較してプレミアムな製品、クラフトマンシップ、そして何よりも信頼性が高く評価される要素。だから、法人市場での成功は、日本のユーザーに求められている信頼性をまず勝ち取る必要がある」と語った。
もっとも、日本市場においてASUSは個人向け製品で既に大きな成功を収めている。マザーボード、Copilot+ PC、ゲーミングノート、ゲーミングモニターなどは高い市場シェアを誇る。「これもひとえに過去35年に渡って皆様が支援してくださったおかげだ」とシー氏は感謝の辞を述べつつも、法人市場はまだ大きな余地を残しているとし、個人向け市場での実績をベースに法人向けビジネスの強化を加速させ、注力していく意向を強調。その第1弾が、今回新たに発表するフラグシップモデル「ExpertBook Ultra」であるとした。
そして、単なるPCメーカーから脱却し、AI企業に生まれ変わるための新たなスローガンとして「All in on AI」を掲げた。AI PCからスタートし、AIサーバーやワークステーション、そしてAIスーパーコンピュータインフラに至るまでワンストップで提供し、AIにより日本の可能性を加速させていきたいとした。
続いて、ASUS JAPANシステムビジネス事業部代表取締役社長のアルヴィン・チェン氏が登壇。2024年以降、個人向けノートPCの売上高がHPおよびDellを超えた実績を紹介しながら、法人向けPC市場への本格参入を宣言。そのためのスケールメリットは既にあるとし、残る課題はパートナーとともに急速に成長させることにあるとし、招待したパートナー各社に協力を求めた。
また、財務実績よりも取り組みの姿勢や成果の重視、リーン思考に基づく行動といったユニークな企業文化、HPやDellに引けを取らない強力なエンジニアリングリソース、顧客重視の製品開発や強力なパートナーシップと実行力を持っていること、そして365日対応可能なサポート体制や品質基準などについてアピールし、持続性、品質、競争力を重視しながらパートナーとともにチャネル展開すると意気込みを語った。
製品発表会場では、新発表のExpertBook Ultraをはじめとし、「ExpertBook P」シリーズや「ExpertBook B」を多数展示。特に堅牢性について実機デモや体験を介してアピールし、キーボードにペットボトルの水をかけたり、天板の上に乗ったり、鉛筆を挟んだままディスプレイを閉じたり、ディスプレイの端を持ったり、120cmの高さから落としたりしても壊れないことをアピールした。
ちなみにこれらの耐久テスト、「いつしかの発表会で見たような風景」ではあるのだが、このイベントでは「スタッフがデモする」のではなく「参加者が自ら体験できた」のが最大のポイント。イベントには1,000人を超える参加者が詰めかけたが、大勢が実際に堅牢性を体験できるという点はかなり斬新で、どの体験ブースも長蛇の列をなしていたのが印象的だった。

























































