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ソニー「Xperia 1 VIII」登場。カメラデザイン一新、望遠は大型センサーに

Xperia 1 VIII

 ソニーは、フラッグシップスマートフォン「Xperia 1」シリーズの最新モデル「Xperia 1 VIII」を発表した。日本を含むワールドワイドで発売を予定しており、国内ではSIMフリーモデルが5月13日に予約を開始し6月11日に発売。国内通信事業者モデルも同時期の発売を予定。

 SIMフリーモデルの実売予想価格は12GB/256GBモデルが23万6,000円前後、12GB/512GBモデルが25万2,000円前後、16GB/512GBモデルが26万9,000円前後、16GB/1TBモデルが30万円前後の見込み。

Xperia 1 VIII SIMフリーモデルの主な仕様
SoCSnapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform
メモリ/内蔵ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/512GB、16GB/1TB
外部ストレージmicroSDXC 最大2TB
OSAndroid 16以降
OSアップデートOSアップデート:4回
セキュリティアップデート:6年
ディスプレイ6.5型有機EL、フルHD+(1,080×2,340ドット)、アスペクト比19.5:9
HDR、リフレッシュレート1~120Hz、DCI-P3カバー率100%、ITU-R BT.2020
背面カメラ超広角:16mm/F2.0、光学式ブレ補正、1/1.56型 有効画素数4,800万画素(記録画素数1,200万画素) Exmore RS for mobile
広角:24mm/F1.9、光学式手ブレ補正、1/1.35型 有効画素数4,800万画素(記録画素数1,200万画素) Exmore T for mobile
望遠:70mm/F2.8、光学手ブレ補正、1/1.56型4,800万画素(記録画素数1,200万画素) Exmore RS for mobile
前面カメラ24mm/F2.0、1/2.9型1,200万画素
5Gネットワーク仕様Sub-6/ミリ波
対応SIMnanoSIM+eSIM
対応ネットワークバンド5G:n1/n3/n5/n28/n40/n41/n66/n77/n78/n79/n257
4G:Band1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/21/26/28/38/39/40/41/42/66
3G:Band 1/2/4/5/8
GSM:850/900/1,800/1,900MHz
無線LAN/BluetoothWi-FI 7/Bluetooth 6.0
オーディオPowered by WALKMAN
フロントステレオスピーカー「フルステージステレオスピーカー」
3.5mmオーディオジャック
LDAC/DSEE Ultimate/360 Reality Audio/360 Reality Audio Upmix
防水/防塵IPX5/IPX8、IP6X
生体認証機能電源ボタン一体型指紋センサー
外部ポートUSB 3.2 Gen1 Type-C、3.5mmオーディオジャック
おサイフケータイ対応
バッテリ容量5,000mAh、4年後残容量80%以上
ワイヤレス充電対応(Qi準拠)
サイズ/重量74×162×8.3mm/200g
カラーグラファイトブラック、アイオライトシルバー、ガーネットレッド、ネイティブゴールド

 Xperia 1 VIIIでは、従来から本体デザインを一新。新デザインのコンセプトは、宝石の原石を意味する「ORE(オーア)」。背面、側面フレーム、カメラバンプなどを、「ORE TEXTURE」と呼ばれる独自開発の質感で統一し、デザイン性を高めている。

 素材は、側面フレームがアルミニウム合金、ディスプレイ面がGorilla Glass Victus 2、背面がGorilla Glass Victus。このほか、本体部品の一部に、環境配慮型プラスチック「SORPLAS」を含む環境対応樹脂を約87%使用している。本体カラーはグラファイトブラック、アイオライトシルバー、ガーネットレッドの3色で、SIMフリーモデルでは限定カラーのネイティブゴールドも用意される。

デザインコンセプトは、宝石の原石を意味する「ORE(オーア) 」。背面、側面フレーム、カメラバンプなどを、「ORE TEXTURE」と呼ばれる独自開発の質感で統一
グラファイトブラック
アイオライトシルバー
ガーネットレッド
SIMフリーモデル限定カラーのネイティブゴールド
ディスプレイ面
背面
左側面
右側面
上下側面

 本体デザインで最大の変化となるのが背面カメラだ。用意されるレンズは超広角、広角、望遠の3つと従来同様だが、それら3つのレンズが縦に並ぶデザインから、正方形に近いカメラバンプに3つのレンズを縦横それぞれ2列に並べるデザインへと変更されている。

 各レンズの仕様は、超広角レンズと広角レンズは撮像素子も含めて従来と同じ。それに対し望遠レンズは、センサーが超広角レンズと同じ1/1.35型4,800万画素センサーExmor RS for mobileと、従来から約4倍に大型化。この大型センサーを屈曲光学系レンズと組み合わせて本体に搭載するスペースを確保するために、新しいカメラバンプのデザインを採用したという。

 また、望遠レンズは従来の光学ズームレンズではなく、70mmの単焦点レンズに変更された。ズーム撮影は、70~140mmまでがデジタルズーム、140mmはセンサー中央部をクロップ、140mm以降はセンサー中央部をクロップした状態でのデジタルズームとなる。

背面カメラはデザインを一新。超広角、広角、望遠の3つのレンズを縦横2列に並べる形状となった
超広角と望遠はレンズ、撮像素子とも従来と同じ仕様だが、望遠は撮像素子が大型化し、70mmの単焦点レンズに変更された
望遠レンズの撮像素子は、1/1.35型4,800万画素センサーExmor RS for mobileと、従来から約4倍に大型化
大型化された撮像素子と屈曲光学系レンズを本体に収納するため、背面カメラのデザインを変更

 望遠レンズが単焦点レンズとなったものの、センサーが大型化したことで、従来モデルを上回る画質を実現。同時に、重ね合わせ処理の進化や、HDR/ノイズリダクション処理の改善により、全レンズで画質が向上。特に夜景撮影時の白飛びや黒つぶれ、解像感、ポートレート撮影時のボケ処理などが改善している。

 このほか、ボケ表現が向上し、望遠レンズでのテレマクロ撮影が通常の撮影モードやプロ写真モード、動画撮影時にも利用可能となり、オートフォーカスに対応。また、広範囲を捉えた4K動画と特定の被写体をクローズアップしたフルHD動画を同時に撮影できる「オートフレーミング」が望遠レンズでも利用可能になり、スナップショットの撮影機能も追加するなど、さまざまな強化を実現している。

望遠レンズは、センサー大型化により従来よりも画質が向上
重ね合わせ処理の進化や、HDR/ノイズリダクション処理の改善により、全レンズで画質が向上
望遠レンズを利用したテレマクロが多くの撮影モードで利用可能となり、オートフォーカスにも対応
オートフレーミングが望遠レンズでも利用可能になり、撮影中のスナップショットにも対応

 AI撮影の新機能として、写真初心者でも印象的な撮影が可能となる「AIカメラアシスタント」を追加。カメラを構えるとAIが撮影シーンを認識し、シーンに応じて、αのクリエイティブルックをベースとしたソニーお勧めのクリエイティブな撮影表現を提案。同時に、撮影に最適なレンズや背景ボケなども提案する。

写真初心者でも印象的な撮影が可能となる「AIカメラアシスタント」
αのクリエイティブルックをベースとしたソニーお勧めのクリエイティブな撮影表現が提案される

 オーディオ面では、従来同様にハイレゾ対応の3.5mmオーディオジャックを引き続き搭載。また、内蔵スピーカーのフルステージステレオスピーカーは、左右に同一ユニットを採用。従来より深い低音と伸びやかな高音を再生し、クリアで拡がりのあるサウンドを楽しめる。このほか、Bluetoothの送信パワーが高められており、ソニーのワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM6」との組み合わせでは、混雑環境でもほとんど音飛びが発生しないという。

フルステージステレオスピーカーは左右同一ユニットとなり音質が向上。ソニーのワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM6」利用時は、混雑環境でもほとんど音飛びが発生しない
ハイレゾ対応の3.5mmオーディオジャックも引き続き搭載

 ディスプレイは、従来モデル同様の、フルHD+(1,080×2,340ドット)表示、1~120Hzの可変リフレッシュレート対応の6.5型有機ELを採用。前面と背面に搭載される照度センサーとXperia独自のAI機能「Xperia Intelligence」により、常にブラビア画質が再現される点も同様。また、前面カメラは引き続き上部ベゼル部に搭載しており、ディスプレイに切り欠きやパンチホールはない。

 AI関連機能は、AIカメラアシスタントをはじめとしたXperia Intelligenceが提供する機能に加えて、かこって検索やGoogleフォトのAI機能、Google GeminiといったGoogle提供の最新AI機能にも対応する。

フルHD+(1,080×2,340ドット)表示、1~120Hzの可変リフレッシュレート対応の6.5型有機ELを採用。前面カメラは引き続き上部ベゼル部に搭載するため、ディスプレイに切り欠きやパンチホールはない
「Xperia Intelligence」により、常にブラビア画質を再現
Googleの最新AI機能にも対応

 SoCは、Snapdragon 8 Elite Gen5を採用。RAMは12GBまたは16GB、内蔵ストレージはRAM 12GBモデルが256GBまたは512GB、RAM 16GBモデルは512GBまたは1TB。最大2TBのmicroSDカードも引き続き利用可能。

 モバイル通信は、5G Sub6およびミリ波に対応。従来は、SIMフリーモデルは5G ミリ波非対応だったが、Xperia 1 VIIIではSIMフリーモデルも5G ミリ波対応を実現している。無線LANはWi-Fi 7(IEEE 802.11be)準拠、BluetoothはBluetooth 6.0準拠。NFC/おサイフケータイにも対応している。

 生体認証機能は、側面の電源ボタン一体型指紋認証センサーのみの搭載で、顔認証機能は非搭載。防水防じん性能は、IPX5/IPX8、IP6X準拠。物理ボタンは指紋認証センサー一体型電源ボタンとボリュームボタン、シャッターボタンを用意。本体内にはSoCの熱を効率良く発散できるよう、熱拡散シートとベイパーチャンバーを配置する。

 内蔵バッテリ容量は5,000mAhで、バッテリ持ちは最大で約2日間。同時に、4年後の残容量が80%以上の長寿命も実現。Qi準拠のワイヤレス充電、おすそわけ充電にも対応する。

 OSはAndroid 16を採用し、OSアップデートは4回、セキュリティアップデートは6年間提供される。

最大2TBのmicroSDカードの利用や専用シャッターボタン、3.5mmオーディオジャックなどの特徴はそのまま受け継がれている
SoCの熱を効率良く発散できるよう、熱拡散シートとベイパーチャンバーを配置
内蔵バッテリ容量は5,000mAhで、バッテリ持ちは最大2日間。OSのアップデートは4回、セキュリティアップデートは6年提供

 このほか、縦置きにも対応するスタンドを搭載する専用カバー「Xperia 1 VIIIスタンドカバー」も販売される。実売予想価格は5,500円前後の見込み。

専用カバー「Xperia 1 VIIIスタンドカバー」
背面スタンドを利用して縦置きと横置きが可能