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Claude 4.5 Opus匹敵「Qwen3.6-27B」無償公開、前世代397Bを圧倒
2026年4月23日 00:00
Alibabaは4月22日、270億パラメータのオープンソースAIモデル「Qwen3.6-27B」の提供を開始した。Claude 4.5 Opusとのベンチマーク比較では、ターミナル操作を含む長時間コーディングタスクで同等、エージェント総合評価では上回り、視覚言語でも大半の項目でスコアを超えた。モデルの重みはApache 2.0ライセンスのもと無償公開されており、Hugging Faceなどからダウンロードして利用できる。
Qwen3.6-27Bは、270億パラメータの密(dense)アーキテクチャのオープンソースAIモデル。マルチモーダルに対応し、テキストだけでなく画像や動画も入力して解析できる。270億パラメータはオープンソースコミュニティでもっとも人気の高いモデルサイズで、LM StudioやOllamaといったローカル推論ツールでの動作実績も豊富なため、ローカルAI環境を持つユーザーであればすぐに試せる。ターミナル上でのAIコーディング環境をローカルで構築したい開発者にとって有力な選択肢だ。
性能面では、エージェント総合評価のClaw-Eval Pass^3では60.6%を達成し、Claude 4.5 Opus(59.6%)を上回った。Terminal-Bench 2.0でも59.3%とClaude 4.5 Opus(59.3%)に並ぶ。前世代のMoEモデル「Qwen3.5-397B-A17B」(総パラメータ数3,970億、アクティブ170億)との比較では、SWE-bench Verified(77.2%対76.2%)、Terminal-Bench 2.0(59.3%対52.5%)、Claw-Eval Pass^3(60.6%対48.1%)といずれも明確な差をつけた。
先行リリースされたMoEモデルの「Qwen3.6-35B-A3B」(総パラメータ数350億、アクティブ30億)に対してもSWE-bench Verified(73.4%)やTerminal-Bench 2.0(51.5%)で大きく上回っており、同ファミリ内でもコーディング性能は頭一つ抜けている。
コーディング以外では、大学院レベルの推論を評価するGPQA Diamondで87.8%、数学のAIME 2026で94.1%を達成した。思考モードと非思考モードを単一チェックポイントで切り替える仕組みも備える。
サードパーティのコーディングエージェント「OpenClaw」との連携にも対応しており、設定ファイルを編集するだけでQwen3.6-27Bをバックエンドモデルとして利用できる。




















