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YouTube、ディープフェイク検出機能の対象をエンタメ業界に拡大

 YouTubeは4月21日、動画からディープフェイクを検出する「類似性検出技術(Likeness detection)」の適用対象にエンターテインメント業界を加えると発表した。

 YouTubeの類似性検出技術は、特定個人の顔や声が使われているAI生成コンテンツを検出する機能。著作権保護機能「Content ID」と同様の仕組みを使って人物の類似性を検出する。2025年10月に一部のクリエイターを対象としたベータ版の提供を開始し、同年12月にはパートナープログラム(YPP)参加者へ対象を拡大。2026年3月には政治家やジャーナリストを含む公共セクター関係者も対象となった。

 今回の適用対象拡大によって、俳優、アスリート、クリエイターなどの著名人がディープフェイクによって生成された動画の削除をYouTubeに要請できるようになる。肖像検出機能はクリエイター向けダッシュボードのYouTube Studioからアクセスする機能だが、著名人自身がYouTubeチャンネルを持っていなくても、著名人が所属しているタレントエージェンシーやマネジメント会社などが本人の代わりに削除を要請することができるようになった。

 一般のYPP参加クリエイターが肖像検出機能を利用する場合は、YouTube Studioの「コンテンツ検出」メニューから「類似性」タブを選択することで、ディープフェイク動画の検索が行なえる。検出した動画についてはYouTubeに削除要請を送信できる。本機能の利用には身元確認と、本人の顔が映った短い動画の提出が必要。