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メモリ価格高騰は2026年も継続。Micronが決算発表で見通しを示す

 米Micron Technologyは12月17日(現地時間)、2026年度第1四半期の決算発表の中で「2026会計年度を通じて市場の好調が続く」との見通しを示した。

 同社が発表した2026年度第1四半期(2025年11月27日終了)の決算によると、今期の売上高は136億4,000万ドルで、前年同期比56.6%増と急成長を記録。その主要因として「AI需要の加速」を挙げた。

 また、同社CEOのサンジェイ・メロートラ氏は、「大幅なマージン(利益率)の拡大」を達成したと報告。粗利益率は前年同期の39.5%から56.8%へと急上昇しており、これは需要過多によりメモリの実勢取引価格が製造コストを上回るペースで高騰していることを示唆している。

 Micron Technologyは、次四半期(2026年度第2四半期)の売上高が187億ドルに達すると予測。さらに、同社はこの好調な業績推移が2026会計年度(2026年8月頃まで)を通じて続くと見込んでいる。つまり、AI需要の拡大を背景としたメモリ製品の高止まりや価格上昇トレンドが、少なくとも同期間中は継続する公算が大きい。