海外通販で頼んだ荷物、年内に届かないかも。佐川急便が配送遅延を告知

　佐川急便は12月17日、物量増加によって配送日時に遅延が生じる可能性があると告知した。クリスマスや年末年始に向けた配送については早めに発送手続きをするよう促し、海外からの荷物に関しては年内に配送できない場合があるとした。

　現在、佐川急便では物量の増加に伴って、配送情報確認/再配達受付サービス「スマートクラブ」やLINEの配達予定通知の配信を一時的に停止している。また一部の荷物については受付を制限する場合があるという。

　自動車運転業務では2024年4月から、労働基準法で時間外労働の上限が年960時間に制限された。物流業界においてはドライバー1人当たりの輸送量低下とそれに伴う人手不足、燃料費高騰、EC利用の増加などの要因によって物流が滞る、いわゆる「2024年問題」が顕在化している。

　佐川急便は11月にも通常より配送に時間がかかる旨の告知を出しており、今後もECサイトの大型セールが開催される時期には配送予定日時に遅延が発生する可能性がある。